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三菱電機トレーディング、調達交渉をAIで自動化する実証、交渉時間を4分の1に短縮

2026年4月15日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三菱電機の資材調達と国際取引の一部を担当する三菱電機トレーディング(本社:東京都千代田区)は、調達業務における納期と数量の交渉をAIで自動化する実証を、国内主要3拠点で2025年9月から2026年2月にかけて実施した。実証の結果、交渉時間を約4分の1に短縮し、年間で最大2570時間の工数削減効果が見込めることを確認した。また、実証期間中の交渉案件のうち最大80%程度がAIによる自動交渉で合意に至った。AI技術を提供したNECが2026年4月15日に発表した。

 三菱電機トレーディングは、三菱電機の資材調達と国際取引の一部を担当している。同社は今回、調達業務における納期と数量の交渉をAIで自動化する実証を2025年9月から2026年2月にかけて実施した(図1)。

図1:三菱電機トレーディングが実施した、調達業務における納期と数量の交渉をAIで自動化する実証の概要(出典:NEC)
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 製造業は、調達リードタイムの短縮や多品種少量生産への対応などが求められており、調達先との交渉が複雑化している。特に、部品・原材料における納期・数量の交渉は、生産計画に直結する。しかし、交渉に多くの時間がかかることから、十分な調整が行き届かない課題がある。

 今回の実証には、NECの「NEC 調達交渉AIエージェントサービス」を利用した。同サービスはNEC独自のAI技術「自動交渉AI」を用い、人間が介在することなく、AIが自律的に取引先と交渉し、最適な合意を形成する。取引先と対話型に交渉することで、件数や条件が多岐にわたる場合でも迅速かつ的確な対応が可能だとしている。これまで人手では対応しきれなかった膨大な品目についても、納期や数量交渉を効率的かつ自動的に実施する。

 実証では、三菱電機トレーディングの国内3拠点において、サプライヤ4社に発注済みの20品目の部品を対象に、納期と数量の交渉を自動化した。三菱電機トレーディングの実発注データに同サービスを適用し、業務への親和性やUIの使いやすさ、AIによる交渉案の妥当性を確認したうえで、交渉合意までの工数削減や精度について確認した。

 実証の結果、従来1サプライヤあたり人手で要していた交渉時間を4分の1程度に短縮でき、年間最大2570時間の工数削減効果が見込めることを確認した。また、実証期間中の交渉案件のうち、最大で80%程度がAIによる自動交渉で合意に至った。

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