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“ひとり情シス”のピンチを救う─BTNコンサルティングの「IT担当の退職・引き継ぎサポート」

引き継ぎ資料がない状態でもIT環境をゼロから調査・可視化

2026年5月11日(月)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

BTNコンサルティングは2026年5月7日、IT部門/担当者支援サービス「IT担当の退職・引き継ぎサポート」を開始した。社内のIT担当者が退職した際のIT運用継続を支援する。引き継ぎ資料がない状態からでも最短3営業日で初動対応する。価格(税別)は月額18万円からで、最低契約期間3カ月で利用できる。

 BTNコンサルティングの「IT担当の退職・引き継ぎサポート」は、社内のIT担当者が退職した際のIT運用継続を支援するサービスである。引き継ぎ資料がない状態からでも最短3営業日で初動対応する。

 同社は、中小企業の多くが、社内IT業務を1人から数人の担当者に依存する“ひとり情シス”体制で運営している実態を指摘する。担当者が退職した瞬間に、サーバーやネットワーク、SaaS契約がブラックボックス化し、管理者パスワードや各種アカウント情報が不明になるという。「こうした環境で退職者アカウントの無効化やアクセス権限の棚卸しが滞り、情報漏洩リスクも高まる。後任のIT人材採用には3カ月から6カ月を要するため、その間のIT運用が停止するケースも多い」(同社)。

 新サービスは、こうしたIT部門/担当者のピンチの局面に特化し、引き継ぎ資料がない状態でもIT環境をゼロから調査・可視化し、サーバー、ネットワーク、SaaS、ライセンス、アカウントを洗い出して運用可能な状態に整える。管理者パスワードが不明な場合も、各クラウドサービスやSaaSが提供するアカウント復旧手続きを踏んでパスワードを再設定・再取得する。Microsoft 365やGoogle Workspaceについては、専門チームがテナント管理からセキュリティ設定まで担う。

図1:「IT担当の退職・引き継ぎサポート」(出典:BTNコンサルティング)
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 図1はサービス利用の流れである。まず最短3営業日で緊急ヒアリングを実施し、管理者アカウントの確保とセキュリティリスクの排除を優先する。その後、1~2週間でIT環境全体をドキュメント化してブラックボックスを解消する。退職者アカウントの無効化やアクセス権限の棚卸し、パスワード変更といったセキュリティ処理も並行して進める。その後、2~4週間で運用体制を安定させた後は、月次レポートを伴う継続運用に移行する。

 専任担当とチームバックアップの体制をとることで「1人が辞めたらITが止まる」状態の再発を防ぐ。退職予定者への引き継ぎ面談もIT専門スタッフが代行し、社内では聞き出しにくい技術情報を収集する。引き継ぎサポート完了後は、同社の情シスアウトソーシングサービス「情シス365」の月額プランにそのまま移行できる。

 支援実績を公開している。BTNコンサルティングによると、従業員80人のIT企業では、ひとり情シスの突然の退職により引き継ぎ資料も管理者パスワードも不明の状態から、1週間でIT環境を可視化し、2週間で安定運用を実現したという。また、従業員150人の製造業では、退職予定者への引き継ぎ面談を代行し、退職日までに移行を完了させている。従業員40人の士業では、総務と兼任していたIT担当者の業務を段階的に移行し、属人化していた業務をドキュメント化したうえで引き受けたという。

 料金(税別)は、ライトプランが月額18万円から、スタンダードプランが月額35万円から、フルサポートプランが月額60万円から。新規採用(月額50~80万円、開始まで3~6カ月)や、派遣・SES(月額60~100万円、開始まで2~4週間)と比べて費用と対応速度の両面で差別化を図ったとしている。

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