IT企業のクララは、新入社員のアカウント発行業務を、クラウド型ワークフローシステム「Questetra BPM Suite」で省力化した。これまで1週間かかっていた工程が半日で終わるようになった。クエステトラが2026年5月18日に発表した。
クララは以前から、社員の入退社にともなうアカウント管理にワークフローシステムのQuestetraを使っていた。しかしコロナ禍以降、リモートワークの普及とともに利用するSaaSが急増し、アカウント発行業務の負担が増大した。
実際の設定作業では、各サービスの管理画面を個別に開き、情報をコピー&ペーストして実行するという手作業が発生していた。また、対面であれば声かけで補完できた進捗確認も、リモート環境では難しくなった。
図1:外部ツール連携によって省力化したアカウント発行フローの全体像(出典:クエステトラ)拡大画像表示
今回、Questetraを基盤として残しつつ、アーキテクチャを刷新した(図1)。Questetraを起点に、Okta(アカウント発行の自動化)、Jira Service Management(IT作業の受付・対応)、Slack(通知・コミュニケーション)などの各種SaaSをAPIで連携させた。
人事担当者がワークフローを開始して承認が完了すると、Jiraのチケットを自動起票し、Oktaが各サービスのアカウントを自動発行する。処理結果はQuestetraに返り、Slackを通じて人事担当者に通知する。
アーキテクチャを刷新した効果として、前述のリードタイム短縮に加え、人事が入力したデータを各SaaSに直接引き渡す仕組みによって転記ミスが解消した。また、リアルタイム性の向上により、進捗の可視化やタスクの滞留検知が可能になった。
外部SaaSとの連携を強化するため、「自作アドオン」機能も積極的に活用している。Jiraへの起票といった外部ツール連携や、Slackの通知時間制御などをアドオンで補完し、業務に合わせた機能を独自に実装した。実装ルールを生成AIに学習させることで、現場の細かな要望も短期間で実装できる体制を整えている。
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