GRIFFYは2026年6月9日、建設業界に向けて「生成AI現場監視システム」のレンタル提供を2026年7月1日に始めると発表した。ソラコムが提供するクラウド型カメラサービス「ソラカメ」とIoT自動運用サービス「SORACOM Flux」を使う。「ヘルメットを着用しているか」「メーターの針は適正範囲か」といった監視・判定を生成AIで自動化する。
GRIFFYがレンタル提供する「生成AI現場監視システム」は、建設現場の監視を生成AIで自動化するシステムである(図1)。「ヘルメットを着用しているか」「メーターの針は適正範囲か」といった監視・判定を、自然言語の指示だけで行える。判定結果に応じて、パトランプなど外部機器との連動やメール通知も可能である。
図1:「生成AI現場監視システム」の概要(出典:GRIFFY)拡大画像表示
ソラコムが提供するクラウド型カメラサービス「ソラカメ」とIoT自動運用サービス「SORACOM Flux」を使っている。LTE通信環境と電源があれば、屋外でも利用を始められる。カメラはフルHD解像度で広角120度。防水・防塵性能はIP65相当。動作温度範囲は摂氏-20~55度である。カメラ位置の選定やプロンプト設定はGRIFFYのスタッフが支援する。
背景には、建設業界において安全管理やインフラ監視の省人化が急務となっている事情がある。しかし、従来のAIカメラは用途ごとに学習データの準備や個別チューニングが必要だった。高額な学習コストや長い実装期間を要するほか、現場ごとのニーズに応えることが難しかった。
GRIFFYはこれまで、ソラコムのクラウドサービスを使い、下記の利用シーンで実証実験を進めてきた(図2)。今回、実証実験の成果や知見を踏まえ、商用サービスとしてレンタル提供を始める。
- 安全管理:装備品(ヘルメット、フルハーネスなど)の未着用検知
- 資材管理:在庫量の概算数量判定・推移記録
- 車両管理:駐車スペースの満空判定、トンネル入坑車両の長さ計測
- インフラ点検:アナログメーターの読み取り、積雪・降灰の監視
図2:「生成AI現場監視システム」の主な利用シーン(出典:GRIFFY)拡大画像表示
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
AIの真価は「今この瞬間」の感知にある。「Data Streaming Platform」で実現する「AI Ready Data」を解説
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-



