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INPEX、基幹システムをS/4HANAクラウドで刷新、Fit to Standardで開発期間を短縮

2026年6月24日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

石油・天然ガス開発を手がけるINPEX(本社:東京都港区)は2026年6月24日、SAP S/4HANA Cloud Private Editionを2026年1月に稼働させたと発表した。Fit to Standard手法の採用で構築期間を短縮した。変化の激しい事業環境での迅速な意思決定を図る。アビームコンサルティングがデータ基盤の再設計から導入・定着までを支援した。

 INPEXは、石油・天然ガスの開発を手がけている。豪州、アブダビ、東南アジア、日本、欧州の5つのコアエリアを中心に、世界中でプロジェクトを推進している。今後は、石油・天然ガス事業の収益基盤を維持しながら、水素・アンモニア、再生可能エネルギー、CCS(CO2の分離回収・輸送・貯留)などの低炭素化の推進に取り組むとしている。

 今回、社内外の環境変化に柔軟に対応できるようにすることを狙い、基幹システムの刷新を含めた経営基盤の変革に着手した。アビームコンサルティングをパートナーとし、業務プロセスの改革からシステムの設計・構築・導入、定着までを一貫して推進する体制を構築した。

 基幹システムは、SAP ERPをSAP S/4HANA Cloud Private Editionで刷新した。構築にあたっては、Fit & Gap分析で発見したギャップをアドオンで補完する従来手法ではなく、業務をSAPの標準機能に合わせるFit to Standard手法を採用し、構築期間を短縮した。こうして、2026年1月に日本国内で稼働させた。

 変化の激しい事業環境においても迅速かつ的確な意思決定が期待できるとしている。同社が挙げる具体的な目標は、以下の通り。

  • 複雑化・多様化する経営データの一元管理、およびレポーティング業務の効率化・迅速化
  • 柔軟性の高いシステムの構築により、業務・システムの変更にかかる工数の削減、将来起こりうる環境変化および今後の多様な事業展開への迅速な対応
  • AIを含む最新のIT技術を活用し、既存業務プロセスの見直し・最適化を図ることで業務を効率化し、社員が高付加価値業務に注力できる体制を構築
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INPEX / S/4HANA Cloud / Fit To Standard

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