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フォーティエンス、S/4HANAのデータをAIエージェントで活用するための基盤を構築するSI

営業・調達・財務など業務ごとの課題を自然言語で解決

2026年7月14日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

フォーティエンスコンサルティング(旧社名:クニエ)は2026年7月14日、コンサルティング/SIサービス「CleanCoreNext」の提供を開始した。「SAP S/4HANA」の基幹システムデータをMCP経由で活用するAIエージェントを、クリーンコアのアプローチで構築する。「Salesforce」や「Teams」と連携し、営業・調達・品質・物流・財務など広範な業務領域の課題を自然言語で解決できるようにする。

 フォーティエンスコンサルティング(2025年10月にクニエから社名変更)の「CleanCoreNext(クリーンコア・ネクスト)」は、「SAP S/4HANA」の基幹システムデータをMCP連携で活用するAIエージェント設計・構築・運用支援のコンサルティング/SIサービスである。

 S/4HANAが扱うデータに対して、AIエージェントからデータを照会・活用する仕組みを構築する。S/4HANAと「Salesforce」や「Microsoft Teams」を連携させ、営業・調達・品質・物流・財務など広範な業務領域の課題を自然言語で解決できるようにする。業務担当者は、Teamsのチャット画面に話しかけるだけで、S/4HANAを直接操作することなく在庫照会・納期回答・品質分析などが可能になる。

 大規模言語モデル(LLM)が外部システムを操作するためのプロトコルであるMCPを採用した。S/4HANAに手を加えず外側で機能を拡張するクリーンコアのアプローチで、S/4HANAのバージョンアップを妨げることなく、生成AIによるデータ活用の仕組みを組み込む。「S/4HANA、Salesforce、Teams、Azure OpenAI Serviceなど、ユーザーの既存資産を最大限に活用する」(同社)としている。

 営業・製造・調達・品質などの業務領域で実証済みのAIエージェントを利用できるようにする。各業種・業務課題に応じたユースケースに適用可能である。

 診断から定着まで一貫して支援する。表1の導入ロードマップにあるように、独自の診断ツールを用いて現状のS/4HANAの活用状況とAI適用余地(ホワイトスペース)を評価し、優先して取り組むべきユースケースを選定したうえで生成AI/AIエージェントを実装。導入後のユーザートレーニングやKPIモニタリングも請け負う。

表1:「CleanCoreNext」の導入ロードマップ(出典:フォーティエンスコンサルティング)
フェーズ 内容 期間目安 主な成果物
フェーズ1
現状診断
SAP利用状況のデータ抽出、周辺システムのヒアリング、AI適用余地の診断 1~2週間 診断レポート、優先ユースケース一覧
フェーズ2
ユースケース選定
診断結果を基にAIが自動分析し、ユーザー環境に適したユースケースを選定・提案 1~2週間 提案書(優先ユースケース、PoC計画)
フェーズ3
PoCパッケージの提供・実装
選定したユースケースをユーザー環境でPoC実装・実証。既存システムを活用してAIエージェントを構築 4~8週間 稼働するAIエージェント、E2Eテスト結果
フェーズ4
内製化・自走支援
ユーザーのスキルセットに応じた内製化ロードマップを設計。段階的な自走化を伴走支援 継続(3段階) スキルアップロードマップ、運用ハンドブック
関連キーワード

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