日本ネティーザは2009年2月4日、地理空間データの処理を高速化するオプションソフト「Netezza Spatial」を発表した。データウェアハウス(DWH)アプライアンス「Netezza Performance Server(NPS)」の機能を拡張する製品。演算負荷の高い大容量の地理空間データを処理するために必要な能力をNPSに追加する。ニーズの高い地図情報や、位置情報を加味した検索、分析を支援する。
NPSは、1システムあたり最大896個の「スニペット・プロセッシング・ユニット(SPU)」と呼ぶ演算処理ユニットを搭載する。各ユニットがデータ処理を並列に実行することで高速処理を実現する。
Netezza Spatialは、このSPUに搭載される回路「FPGA」に地理空間情報を提供する。具体的には、家や交差点などの「点」情報、道や境界線などを示す「線」情報といった「データ型」と、距離や範囲などの条件をSQLで示し、目的の場所や情報を検索するための「SQL関数」を格納する。
FPGAはデータ処理の論理回路を再構成できるLSI(集積回路)で、ディスクから読み込む速度でデータを絞り込みできる。FPGAのAPIは“オンストリーム関数”として提供され、この仕組みを利用することで、SQLクエリで表現できないデータ型や関数でもSPUで処理できる。
「システムのチューニングやハードウェアの処理性能を追加する必要はない。従来のNPSの環境に導入するだけで地理空間データを伴う処理を従来比で10〜100倍高速化できる」(日本ネティーザ 執行役員 技術本部長 法華津誠氏)という。価格は別途問い合わせで、国内出荷は2009年4月から開始予定。
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