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いなげや、全130店舗の日配部門でAI需要予測による発注自動化システムが稼働、発注作業を5割減

2025年6月12日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

スーパーマーケットチェーンのいなげや(本社:東京都立川市)は、全130店舗の日配部門でAI需要予測による発注自動化システムを稼働開始した。BIPROGYの発注自動化システム「AI-Order Foresight」を採用し、稼働前と比べて発注作業時間が約50%短縮を図っている。BIPROGYが2025年6月12日に発表した。

 スーパーマーケットチェーンのいなげやでは、人手不足や発注業務の属人化を解消し、発注精度のバラつきを解消することを目的に、BIPROGYの発注自動化システム「AI-Order Foresight」を導入。全130店舗の日配部門で、AI需要予測による発注自動化システムの稼働をスタートさせた。

 販売実績、気象情報、特売企画情報などのデータを基に、AIが需要を予測して、店舗における日々の商品発注数を自動で算出する。気象情報などを担当者が手動で修正しなくてもAIが自動で調整してくれる(図1)。

図1:「AI-Order Foresight」の仕組み。統計解析とAI技術の組み合わせにより予測モデル・発注数を予測する(出典:BIPROGY)
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 導入効果として、稼働前に比べて、発注作業時間が約50%短縮された。経験が少ない従業員でも発注が可能になると共に発注精度が向上し、欠品などが減少したという。また、運用スタッフは、AIが算出した商品ごとの発注数量のうち、アラート商品(異常値)のみを確認。これにより、作業負荷を減らしつつ発注精度を確保している。

 いなげやは今後、日配部門に加えて、生鮮食品など他のカテゴリにも適用する予定である。以下は、BIPROGYが公開している、AI-Order Foresightを導入した小売業である。

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