[新製品・サービス]

SAPジャパン、ビジネスデータを瞬時に検索可能な「SAP BusinessObjects Explorer」を発表

2009年6月10日(水)IT Leaders編集部

SAPジャパンは2009年6月9日、ビジネスデータを瞬時に検索し、的確な意思決定を支援する、ビジネスインテリジェンス(BI)の新製品「SAP BusinessObjects Explorer(エスエイピー・ビジネスオブジェクツ・エクスプローラー)」を発表した。同製品は、SAP BusinessObjects BI製品群が持つ直感的な情報検索およびナビゲーション機能と、SAP NetWeaver Business Warehouse Accelerator(SAP NetWeaver Business Intelligence Acceleratorより名称変更)の高速性と拡張性を統合した最新のBIソリューションで、IT部門のサポートなしに、従業員のデータに基づく意思決定が可能になるとのこと。6月9日より提供を開始する。

同社によれば、インフォメーションワーカーがタイムリーに意思決定をするには、企業データに簡単にアクセスし、ビジネス状況をより迅速に把握することが必要だが、従来のBIツールを使いこなすには、専門のトレーニングや、そのための時間と労力が要求されてきた。

SAP BusinessObjects Explorerは、直感的な検索ボックスをインターフェイスとして使用しているため、キーワードを入力するだけで、ビジネス上の重要な情報と必要なデータを見つけ出すことが可能になる。関連する情報を一度検索すると、それらのデータの中から特定の分野に絞って、さらにドリルダウンすることもできる。特別なトレーニングや特殊なスキルは不要で、すべての従業員が手軽に同ツールを使用し、より迅速に行動して、高度で効果的なビジネス上の意思決定を下すことができるという。

同ツールの主な特徴は以下のとおり。

  • あらゆるデータソースを横断的に検索
  • 数個の検索語を入力するだけで、各種データソースから最も関連性の高い情報を瞬時に検出
  • 複数のビジネス用語を利用した検索
  • 文脈上、関連性のある詳細情報によって検索結果を補完
  • 関連度/チャート生成の自動化
  • 最初に関連性の高いキーワード検索結果が表示され、情報に最適な形式のチャートを自動的に生成
  • 高速性と拡張性
  • 膨大なデータから瞬時に回答を入手

同社によれば、同ツールの使い勝手と速度はインターネット検索に近く、従業員は使い慣れたビジネス言語を使って関連情報を見つけ出すことができ、視覚化された機能を使って情報を的確に示すチャートやレポートを選択・作成することができる。身近な例としてたとえば、営業マネージャが、四半期の業績が良好であったことを示すレポートを得つつも、改善分野を特定したいと考えている場合、同ツールを使用すると、各地域の成長や製品単位の収益性、顧客担当者の業績まで調べることが可能となる。そして、「勘」だけに頼らない、今後のビジネスや戦略に関するデータ駆動型の迅速な評価につなげられるとしている。

また、同ツールによって、セルフサービス型の情報アクセスが一般化し、IT部門の負担を減らして効率化することで、IT部門はより戦略的なプロジェクトに専念することを期待できる。同社では今後、日本IBM、富士通、日本ヒューレット・パッカードなどのパートナーと連携し、同ツールをより高速で、導入しやすい製品にしていくことを目指す。

SAPジャパン
http://www.sap.com/japan/

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SAP / BusinessObjects / BI / セルフサービスBI / NetWeaver

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