日本アバイアは2009年10月30日、IPテレフォニーおよびCTIのプラットフォーム製品群を単一サーバ上で稼働させる中堅企業向けソリューション「Avaya Aura for Midsize Enterprises」を発表した。同ソリューションは、仮想化技術をリアルタイムのコミュニケーション・システムに業界で初めて採用したプラットフォーム「Avaya Aura System Platform」上で動作する。複数のアプリケーションを1台のサーバ上で動作させることによって、サーバ台数と運用コストを削減する。
「Avaya Aura for Midsize Enterprises」は、本年3月に米国で発表した、企業のコミュニケーション・インフラの基盤となる新アーキテクチャ 「Avaya Aura」に基づくソリューション。同製品は、中堅企業がIPテレフォニーを容易に導入、管理、メンテナンスする機能を提供するもの。複数のサーバでアプリケーションを提供する際と同様の機能に加えて、「Avaya Aura System Platform」上の管理やメンテナンス等のサービスアプリケーション、さらにDHCPサーバやHTTPサーバなどの機能も提供する。
同社は今後、既存のアプリケーションを順次「Avaya Aura System Platform」上で動作するよう開発し、複数アプリケーションを組み合わせ、単一サーバソリューションとして提供する。これにより、企業はコストを抑えながらニーズに合ったアプリケーションを容易に導入することが可能となる。
同製品の価格(グローバル価格)は1ユーザーあたり205ドル~。専用サーバは8500ドルとなる。提供開始日は2009年11月24日より。
「Avaya Aura System Platform」の主な特長は以下のとおり。
- 仮想化技術をリアルタイムのコミュニケーション・システムに業界で初めて採用したプラットフォーム
- 下記の管理やメンテナンス等のサービスアプリケーションを提供
-シングルステップ・インストール
-セキュアなリモートサービス
-アップデート&バックアップ
-冗長構成サポート
「Avaya Aura for Midsize Enterprises」の主な特長は以下のとおり。
- 最大2,400ユーザ、250拠点までサポート
- 含まれるアプリケーション
-Avaya Aura製品群
・Avaya Aura Communication Manager (音声/ビデオ)
・Avaya Aura Communication Manager Messaging (ボイスメール)
・Avaya Aura Application Enablement Services (CTI)
・Avaya Aura SIP Enablement Services (SIPサポート)
-Utilitiy Services
・MyPhone:ユーザ自身が電話設定を変更できるWebベースの管理ツール
・DHCPサーバ:冗長構成もサポート
・HTTP/HTTPSサーバ:パラメータやプログラム・ダウンロード用
-Avaya Aura Media Services:ソフトウェアベースのIP Media Gateway
・SIPキャリアサービスに接続し、通信費用を削減
日本アバイア
http://www.avaya.co.jp/