[新製品・サービス]
日本オラクル、最新統合製品群「Oracle Business Process Analysis Suite 11g」を発表
2009年11月19日(木)IT Leaders編集部
日本オラクルは2009年11月18日、ビジネス・プロセスの設計、モデリング、シミュレート、最適化を行う、業界最高の統合製品群の最新版「Oracle Business Process Analysis Suite 11g (以下、Oracle BPA Suite 11g)」の提供を開始すると発表した。
ビジネスとITの融合を強化し、業務の効率化を図るため、「IDS Scheer ARIS Design Platform」をベースとした「Oracle BPA Suite 11g」は「Oracle SOA Suite」との完全な連携を実現している。プロセス設計から一般的なプロセス・モデルまでを一つの統合された設計/開発環境によって提供することで、ビジネス・ユーザーおよびITユーザーは各要件にあった最適なツールを活用できるようになる。
「Oracle BPA Suite」が提供する機能は次のとおり。
包括的なモデリング、シミュレート、分析、レポート機能
一般業務とITの管理者は、BPMN、EPC、Value Chain Diagrams(バリューチェーン・ダイアグラム)などの業界標準に基づき、エンド・ツー・エンドでビジネス・プロセスを統制できる。
プロセス改善の戦略計画を最適化するリッチなレポート機能
システム、製品、サービス、企業、戦略、リスク、目的など、ビジネス・プロセスを取り巻く各要素の関連性を直観的に把握することが可能となる。
Webベースの「Process Publisher」により、ビジネス・ユーザーとIT部門の共同作業を支援
プロセスおよび関連情報の共有を企業のビジネス・ユーザーとIT部門間で促進する。これは、「Oracle BPA Suite」と「Oracle SOA Suite」のコンポーネントである「Oracle BPEL Process Manager」との双方向連携によって実現される。
最新版の機能拡張は次のとおり。
- 「ARIS Server」および「ARIS Repository」の統合
「Oracle BPA Suite」と「ARIS IT Architect」、「ARIS Balanced Scorecard」等のARISプラットフォーム製品を横断して、プロセスやその関連情報をシームレスに共有することができる。 - 「Oracle SOA 11g」プラットフォームとの双方向連携
ビジネス・ユーザーとITユーザーがメタデータを共有しながら作業を進めることが可能。デザインされたプロセス・モデルをSCA準拠のコンポジット・アプリケーションに自動変換させることができる。ビジネス・ユーザーの要求を自動的に実行可能なシステム言語に変換し、さらにプロセスの変更も相互に認知させることができるので、ビジネス層 - IT層間でのコミュニケーション・ギャップを最小化させることが可能となる。 - サービス検知および識別
UDDIおよびWSILレポジトリとの統合を実現することで、サービス検知に基づいたプロセスを推進する。 - レポート機能の拡張
プロセスの可視性を向上させる新しいシミュレートレポート機能を提供する。新たな「レポート・エディタ」によってレポート生成手法が簡素化されたので、ユーザーは分析に必要な情報や、結果を迅速に共有することができる。 - 「Version Management」、「Change Management」機能
「バージョン管理」機能はプロセスの履歴閲覧を可能にする。「変更管理」機能は継続したプロセス改善を支援する。
Oracle Fusion Middleware
http://www.oracle.com/lang/jp/products/middleware/index.html
Oracle Business Process Analysis Suite
http://www.oracle.com/lang/jp/technologies/soa/bpa-suite.html
Oracle SOA Suite
http://www.oracle.com/technologies/soa/soa-suite.html
日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/