[新製品・サービス]

2010年1月13日(水)

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情報漏洩防止のトータルソリューションである「秘文」は、オフィスのIT環境において、情報の持ち出しのコントロール、また持ち出した情報を保護することで安全な情報の活用を実現する「秘文AEシリーズ」、セキュリティ運用状況の把握と可視化により、マネージメントを実現する「秘文MEシリーズ」の2つのシリーズからなり、高いセキュリティを確保したいという大規模企業を中心に導入されてきた。今回同社は、機能単体でも導入でき、かつ高セキュリティを実現したいという中堅・中小企業からの要望を受け、システム管理者が不在でも「ファイル持ち出し」や「暗号化」などの機能をPC一台から導入・運用できる「秘文LEシリーズ」を新設した。「秘文LE」シリーズは、エンタープライズレベルではなく、クライアントレベルでセキュリティ対策を実現できる中堅・中小企業向け製品である。

■「秘文LE Personal Office」

「社内データを社外に持ち出し、編集・参照したいが、情報の流出を簡単に防ぎたい」という要望に応える製品である。

1. 携帯オフィス環境を専用USBメモリで実現
   出張先や自宅のパソコンに専用USBメモリを挿すだけで、その中のデータを編集・参照できる。携帯オフィス環境では、Microsoft Office、一太郎などの使い慣れたアプリケーションを利用できる。なお、携帯オフィス環境を利用する社外のパソコンにアプリケーションがインストールされている必要はあるが、「秘文LE Personal Office」のインストールは不要である。
2. 携帯オフィス環境でのデータ保存
   携帯オフィス環境で編集・参照したデータは専用USBメモリにのみ保存できるので、社外のPCにデータを残さずに安全な運用が可能になる。
3. 専用USBメモリデータの自動暗号
   専用USBメモリでデータを持ち出す際は、データが自動的に暗号化される。そのため、社外で専用USBメモリを紛失しても、第三者への情報漏洩を防止できる。

価格は、オープン価格。ソフトウェア1ライセンスで専用USBメモリ1本の利用が可能。

■「秘文AE ServerDefender」

「秘文AE ServerDefender」は、サーバからの情報持ち出しを制御する製品である。

1. サーバからの持ち出し制御
   グループ／ユーザ単位に設定されたポリシーにより、サーバからデータをリムーバブルメディアや外付けハードディスク等に保存することを禁止できる。
2. サーバへのデバイス接続制御
   シリアル／パラレルポート、データリンクケーブル、PDA、スマートフォン、無線LAN（Wi-Fi）などのデバイスをサーバに接続することを禁止できる。
3. 持ち出し、デバイス接続ログの取得
   ユーザ管理、ポリシー設定、アクセスログの取得、ファイルサーバの暗号化、アクセス制御を行う「秘文AE Server」と連携して、データの持ち出し履歴やデバイスの接続履歴をログに取得し、不正な持ち出し操作を記録できる。さらにログの監査やレポート出力などを実施する場合は、「秘文ME LogManager」との連携が可能である。

「秘文AE ServerDefender」サーバ1台あたりの標準価格（税込み）は次のとおり。
Basicモデル（インストールライセンスは2つまで）は、10万5000円。
Unlimitedモデル（インストールライセンスは無制限）は、21万円。

同社は、2010年度に「秘文AE ServerDefender」の5000ライセンス導入を、2011年度までに「秘文LE Personal Office」の10万ライセンス導入を目指すとしている。

秘文セキュリティセミナー
http://hitachisoft.jp/events/seminars/hi_security/

秘文LE Personal Office
http://hitachisoft.jp/products/hibun/product/le_po.html

秘文AE ServerDefender
http://hitachisoft.jp/products/hibun/product/ae_sd.html

日立ソフト
http://hitachisoft.jp/