CRMで管理する顧客と即座にテレビ会議で会話する。あるいはWebセミナーの参加者の情報をCRMで管理する──。ERPやCRMのSaaSを手がけるネットスイート日本法人は、Web会議システムの有力ベンチャーであるブイキューブと提携。こんなサービスを提供すると7月21日に発表し、同日に提供を開始した。サービス名は「NetSuite Connect for V-CUBE」。実際にサービスを開発したのはネットスイートの販売代理店であるアイネットで、販売もアイネットが担当する。
ネットスイート日本法人は、会計や販売管理などのERP、営業やマーケティング支援のCRMなどをSaaSとして提供中。一方のブイキューブはWeb会議やWebセミナー、動画配信サービスなどをやはりSaaSで提供している。「両社のサービスを組み合わせることにより、より効率的で効果的に、顧客とのリレーションを図れるようになると考えた」(アイネット常務の田口勉氏)のが開発の動機という。
具体的には次のようなイメージだ。V-CUBEはWebセミナーの参加者履歴やアンケートへの回答履歴を取得する機能を持つ。このような履歴データをNetSuite CRMに反映させることで販促キャンペーンのターゲットや訪問先を効果的に選定・設定できる。V-CUBEでWebセミナーを実施している企業にとっては、付随的に収集している情報の活用が容易になるわけだ。逆にNetSuiteのCRMを利用している企業の場合、顧客に対し、V-CUBEを介したリモートでのサポートやWeb会議、ヘルプデスク業務などを提供できるようになる。
CRMとビジュアル・コミュニケーションを組み合わせた点で、これまでありそうでなかったサービスと言える。気になる利用料金は、新規にNetSuite Connect for V-CUBEを導入する場合、NetSuite CRM(2ライセンス)とV-CUBEのセミナー配信(25拠点、1時間利用)の利用料が月額7万6000円から。NetSuiteの既存ユーザーは、V-CUBEのセミナー配信(25拠点、1時間利用)の利用料が月額4万6000円から。
一方、V-CUBEの既存ユーザーは、NetSuite CRM(2ライセンス)の利用料が月額3万円から。これに加えて初期費用が20万円以上かかる。ただし、「発売記念キャンペーンとして、最初のユーザー25社までは初期費用を無料にする」(同)という。
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