パイプドビッツは2010年8月11日、ASP・Saas(クラウド)「スパイラル」の新バージョン1.10.28を発表し、ベータ版利用の受付を開始した。「スパイラル」は、販売促進やIRおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、企業が保有する様々な種類の重要情報資産をデータベース化して安全に管理するためのプラットフォームをインターネット経由(ASP・SaaS(クラウド)形式)で提供する情報資産管理プラットフォームである。官公庁、金融、サービス、教育機関など、幅広い業種・業態で利用されている(2010年5月末現在の顧客数1754)。
今回のバージョン・アップデートにより、「スパイラル」のコミュニケーション・デザイン機能が拡充され、顧客が保有する情報資産の更なる価値向上を実現する。また、業種・業態に特化した専門のソリューション・ユニットを通じて、新バージョンの新たな機能を活用した情報資産の運用戦略を提案する。「スパイラル」バージョン1.10.28の新機能は次のとおりだ。
「掲示板」
「掲示板」は、質問やニュース、タスクなどのトピックに対して、インターネットユーザーや関係者がコメントを返信し、その履歴をページ上に公開する機能である。サービスに対する意見募集やサポート時の問い合わせ管理など、顧客とのやり取りを見えるかたちで共有できる。また社内では、部門間の依頼タスクの進捗やステータスを掲示板で管理できる(例:災害時の安否確認の連絡と報告を掲示板で管理・情報共有できる)。また、安全性と使いやすさを両立させたDB連動型掲示板は、個人情報も高レベルのセキュア環境で安全に管理することが可能である。
「ファイル便」
「ファイル便」とは、DBのデータを外部の関係者に渡したいときや、DBに登録したいデータを外部から受け取りたいときに、安全に受け渡しができるファイル転送機能である。
- データをスパイラル上で受け渡す
ファイル便で受け渡すデータは、全てスパイラル上で管理するため、他の転送ツールやメールを経由する必要がない。ファイル受信者とファイル送信者が直接スパイラルにアクセスしてダウンロードやアップロードをするので、ファイル送受信時の情報漏洩リスクを最小限に抑えることができる。 - 高速アップローダーで、大容量ファイルも送受信
ファイル便では最大100MiB(1MiB=220bytes)までのファイルを送受信できる。また、スパイラルでは定番の高速アップローダーを使用できるので、大容量ファイルを転送する際のストレスを軽減する(高速アップローダーを利用には、Javaアプレットのインストールが必要)。 - 受け渡し状況を確認できる
スパイラル上でデータを受け渡すので、相手がファイルをアップロードしたか、ダウンロードしたかを操作画面上で確認できる。また受け渡し画面はURLに有効期限とログインする回数を設定できる。これにより、データにアクセスできる状況を制限できる。
「ならべて見せようショーケース」
「ならべて見せようショーケース」は、DBに格納している画像やテキストデータをWebサイト上にならべて見せることができる。DBと連動していることで、投稿した画像がすぐにWebサイト上に反映されるWebマスターいらずの機能である。キャンペーンや新商品を案内するバナー、商品(サービス)の画像やアイコンから商品詳細にリンクするメニュー、記事と画像で伝えるニュース等、サイト上の限られたスペースに画像やコメントを表示できる。
スパイラル
http://www.pi-pe.co.jp/service/
「スパイラル」の改善と不具合修正情報
http://www.smp.ne.jp/update/ver11028/ver11028list.html
パイプドビッツ
http://www.pi-pe.co.jp/