野村総合研究所(NRI)は2010年10月4日、日本製薬工業協会の医薬品評価委員会に対して、医薬業界向けのSaaS型文書管理サービス「Perma Document」(パーマドキュメント)の提供を2010年10月より開始したことを発表した。
NRIの提供するPerma Documentは、医薬業界における各種業務を、社内利用だけでなく他社と共同開発、あるいは製造や販売の委受託業務を行う際にも、文書を電子化し、改ざんできないように一元管理することで、複数社による安全な共有・閲覧を可能にするシステム。医薬業界の電子記録や電子署名に関する規制である厚生労働省ER/ES指針に準拠しており、規制対象ドキュメントの保管の際に、バージョン管理、電子署名、配布・教育履歴管理、発効日管理、廃棄管理およびそれらの監査証跡などを管理することができる。
一方、日本製薬工業協会(製薬協)の医薬品評価委員会は、新薬の研究と開発、および市販後の安全対策と適正使用の推進を目的として、これらの各段階での各種調査・研究をもとに政策提言や啓発活動を行っており、委員会メンバーは、それぞれの会社内で委員会業務に関連するドキュメントを作成し、電子メール等の手段で文書をやり取りしている。しかし、各社のセキュリティ対策レベルの違いにより、メール等による文書のやり取りが煩雑なことが課題となっていたとのこと。
同委員会は、そうした課題に対応するためのドキュメント共有サービスとして、Perma Documentを2009年12月からパイロット評価してきたが、今回、本格的に利用を開始した。NRIは、Perma Documentの導入に関するコンサルティング、導入時の教育、および導入後のサポートデスクを担当している。
日本製薬工業協会
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日本製薬工業協会の委員会の活動内容について
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「Perma Document」
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野村総合研究所(NRI)
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