NECネクサソリューションズは2011年1月19日、メールや施設予約等、オフィスで利用する情報共有のための機能を網羅したSaaS(クラウド)型グループウェア「わくわくオフィス」のサービスを同日より開始すると発表した。10名から利用できる「わくわくオフィス」であるが、1000名以上の企業・団体でも利用できる。
「わくわくオフィス」は、企業・団体向けにSaaS型での提供するサービスで、グループウェア機能を基本とし、SFA、ワークフロー、汎用レポート(データベース)の各機能がオプションとして連動する。携帯電話やタブレット型コンピュータからも操作でき、移動先でのメールの確認、スケジュール調整、承認が簡単に行える。さまざまなログを管理できる管理者機能も用意されている。
「わくわくオフィス」の主な特徴は次のとおり。
- SaaS型での提供を前提として開発されたサービス
- 携帯電話連携が標準機能として利用できる(追加料金不要)
- 導入ユーザの会社団体ロゴを画面に組み込める
- 「お知らせBOX」により本人宛の未読メール、未読回覧、未処理の承認依頼等を一目で確認が可能
- サービスの停止なしに組織人事変更対応が可能
「わくわくオフィス」の主な機能は次のとおり。
- 【わくわくオフィス(基本機能)】:気づき機能で利用を促進させる使い易いグループウェア
メール / スケジュール / 回覧板 / 掲示板 / 行き先案内板 / 施設予約 / ネットフォルダ / 電子会議室 / ToDoリスト / 全体スケジュール / 人員構成図 / アドレス帳 / 個人情報検索 - 【わくわくSFA】:業務プロセスの可視化とコミュニケーション機能に優れた営業支援サービス
コメント機能 / 日報照会 / 物件照会 / 顧客照会 / 担当者別日報集 / 行動分析表 / 受注予定表 / 受注確度別受注予定 / 担当者別商談管理表 - 【わくわくワークフロー】:顧客の環境に合わせた承認ルートの設定が可能な電子申請サービス
旅費精算、購買申請、仮払申請などの経理系申請から、人事労務などの総務系申請まで、フリーフォームで申請書を作成可能。現行の申請書による業務をそのまま電子化することができる。 - 【わくわくレポート】:顧客情報、商談情報などのレポートを作成するための汎用データベース
蓄積したい情報にあわせて、入力フォームを作成できる。
「わくわくオフィス」の価格は次のとおり。
基本機能「わくわくオフィス」(10ユーザ単位で申込)は、オープン価格。
オプション機能「わくわくSFA」、「わくわくワークフローフロー」「わくわくレポート」(各機能とも1ユーザ単位で申込)は、オープン価格。
初期費用は、各サービスに付き設定料2万円(必須)、および教育8万円(選択)。
なお、「わくわくオフィス」と、すでに同社がサービスを開始している「基幹業務 SaaS by 奉行」や「基幹業務 SaaS by 大臣」を組み合わせることで、企業に必要な主な業務を、SaaS型でワンストップで提供することが可能となる。
NECネクサソリューションズは今後、ユーザの既存SaaSシステムやパートナー独自SaaSソリューションとの連携も視野に入れサービス基盤の充実を図る。そして「わくわくオフィス」関連ビジネスで、今後3年間で600社を目指すとしている。
「わくわくオフィス」
http://www.nec-nexs.com/sl/sol/wakuwakuoffice/
NECネクサソリューションズ
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