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ドコモのクラウドサービス「モバイルセキュアデスクトップ」のICT基盤を富士通が構築

2011年2月22日(火)IT Leaders編集部

富士通は2011年2月21日、エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)が2月17日から提供開始しているモバイルワーカー向けクラウドサービス「モバイルセキュアデスクトップ」を支えるICT基盤を同社が構築したことを発表した。

NTTドコモの「モバイルセキュアデスクトップ」は、企業のモバイルワーカー向けの新サービスで、FOMA・固定網など従来の通信方式に加え、次世代通信方式のLTEを活用した接続サービス「Xi(クロッシィ)」からも利用することができ、外出先、オフィスなどの場所を選ばずにPC・シンクライアント・タブレット端末からセキュアなデスクトップ環境で業務が行えるというもの。同サービスのうち、ファイルやアドレス帳を管理するための「ストレージサービス」はスマートフォンや携帯電話からも利用できる。

同ICT基盤の構築において富士通は、全体のシステムインテグレーションを担当。富士通製のブレードサーバー「PRIMERGY」(プライマジー)やストレージシステム「ETERNUS」(エターナス)、仮想化ソフトウェアを導入し、拡張性の高い仮想化環境をドコモのデータセンターに構築した。データ集中管理などのセキュリティ対策を講じたセキュアなICT基盤として、「モバイルセキュアデスクトップ」の利用者拡大にあわせ柔軟に拡張できるようになっている。

同社では、データセンターでのデータ集中管理やクライアント仮想化ソフトウェア利用による環境構築に加え、サービス利用画面や利用者管理など、各種管理機能の設計・開発を含めて支援。さらに、運用管理面では、同社のシステム運用管理業務のアウトソーシングサービス「サーバLCMサービス」もあわせて提供しており、構築から運用まで、ドコモのサービスを全面的に支える。同社は今後も、ドコモのパートナーとして同基盤の構築・運用などを支援し、事業拡大に合わせた環境を提供してサポートしていく。

なお、ICT基盤の構成は以下のとおり。

  1. プラットフォーム製品
    ・ブレードサーバー : 「PRIMERGY BX922」
    ・PCサーバー : 「PRIMERGY RX300」
    ・ストレージ : 「ETERNUS DX90」、「ETERNUS NR1000F 3140」
  2. クラウドサービス環境用ソフトウェア
    ・クライアント仮想化ソフトウェア : シトリックス「Citrix XenDesktop」
    ・仮想化ソフトウェア : ヴイエムウェア「VMware vSphere」
    ・OS : マイクロソフト「Microsoft Windows Server 2008」

PCサーバー「PRIMERGY」
http://primeserver.fujitsu.com/primergy/

ストレージシステム「ETERNUS」
http://primeserver.fujitsu.com/primergy/

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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NTTドコモ / 通信事業者 / 富士通 / PRIMERGY / ETERNUS / Citrix / VMware

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