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顧客価値向上に技術やノウハウを結集 Exadataに込めたIT基盤革新の熱き思い

2012年10月1日(月)

基幹システムに革新をもたらす統合データベース基盤セミナー 日本オラクル/2012年8月28日(火)、ザ・リッツ・カールトン大阪 経営に貢献するこれからのIT基盤はどうあるべきか。そこに求められるデータベースの理想型とは? ─この解を提示すべく日本オラクルは2012年8月28日、大阪でセミナーを開催した。同社の具体的なメッセージとして、2つの講演内容を紹介する。 写真:福島 正造

高可用性への対応も万端
さまざまな企業ニーズを満たす

製品戦略統括本部 テクノロジー製品推進本部 シニアプロダクトラインマネジャー
岩崎 護 氏

岩崎 護 氏

Exadataが顧客にもたらす価値は何なのか。データの高速処理という直接的な部分に目が行きがちだが、岩崎氏は「ハード/ソフトを一体化し、IT資産としての集約度を高めたことでDBの運用負荷が低減する。これは当然、ITコストの削減に直結。こうしたプラスの連鎖を市場に高く評価してもらっている」と話す。

一方で、「あらゆるデータ破損の可能性からデータを保護する機構を備えているのもExadataの特徴」と強調。同社はExadataを中心に他の製品を組み合わせ、どんな障害からもシステムを保護する高可用性のベストプラクティス「Oracle Maximum Availability Architecture for Exadata(MAA)」を擁している。

例えばバックアップ環境を構築するにしても、スピードを重視するのか、あるいは拡張性、またはコストを優先するかで、選ぶべきソリューションは変わってくる。多様な選択肢に対応する製品ポートフォリオを持っているが、岩崎氏は1例として最速27TB/時でExadataのバックアップを実行できる「Exadata Storage Expansion Rack」を推奨する。既存のExadataのストレージ領域を拡張する製品で、DBサーバーの代わりにStorage Serverを搭載。「ディスクバックアップや履歴バックアップ、ファイルデータ、画像や映像などの非構造化データの格納に向いている。Hybrid Columnar機能を併用すれば最大10ペタバイトまで格納可能」という。1テラバイトあたりのコストがExadataの1/2で済むため、TCO削減にもつながる。

もう1つ、Oracle MAAの構成要素の中で目立つ存在が、データを保護し高可用性を保ちながら、適切なROIを実現する「Active Data Guard」だ。スタンバイサイトを構築する際、ユーザーの悩みとなるのが「スタンバイサイトを遊ばせておく期間が長すぎて投資効果に見合わない」という点だが、Active Data Guardは「スタンバイサイトでデータの参照や増分バックアップを取り、プライマリサイトと同期/非同期で接続するようにすることで、障害時の迅速な切り替えだけでなく、リソースの無駄のない徹底活用を実現する」(岩崎氏)機能である。いわば“アクティブなスタンバイサイト”を構築し、プライマリへの負荷を極限まで下げながら可用性を担保する仕組みだ。

Active Data Guardには破損データをブロック単位で自動修復する機能があり、効果的なディザスタリカバリサイトの構築が可能だ。岩崎氏によれば特に金融系での採用が多いという。「Oracle MAAの各機能は、社内の余剰リソースを効率的に活用し、TCOを下げながら、可用性を高めることができる。自社のニーズにあわせて検討してほしい」(岩崎氏)。

サポートサービスも拡充へ

オラクルは現在、「Oracle Premier Support Service」という保守/運用サービスを提供している。すべてのオラクルユーザーに、共通のポリシーに基づいたサポートサービスで、提供する運用サービスで、例えばリモートで自動的にハードウェアの故障を検知し、通知することなどが可能だ。サービスはすべてWebインタフェースで提供し、専門の知識をもったアナリストがサポートに対応する。

これに加え、2012年6月には米国で新たに「Oracle Platinum Services」を発表。「Engineerd Systems」に対し、標準のサポートに加え、追加料金なしでオラクルのデータセンターからリモート監視サービスを提供するもので、岩崎氏によれば「日本でも年内にはアナウンスできるよう準備中」とのことだ。

同氏は講演の最後、数多いExadata導入事例の中から、“SAP on Exadata”、すなわちSAP ERPやSAP BWのDB 基盤としてExadataを採用した2つのケースを紹介した。1つはドイツのPhoenix Contact、もう1つは日本における事例である。

いずれも短期間のうちにSAPアプリケーションをExadata上で本稼働することに成功。Phoenix Contactの場合は「SAPのインストール開始から45日でカットオーバーにこぎつけ、さらにCRMまで載せて稼働することに成功した。37分かかっていたクエリが2分に短縮でき、アプリケーション変更もチューニングも一切必要としなかった」と説明を加えた。

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