1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から新製品・サービスを取り上げた。
イージェネラ
HPとIBMのブレード機を混在、資源を自由に割り当て可能に
HPとIBMというメーカーを超えてブレードサーバーを一元管理し、ブレード上のシステムの移行も可能にする─。イージェネラは2013年1月7日、こんな機能を備えたソフトウェアの新版「PAN Manager 7.4」を発売した。2013年4月にはNECと富士通のブレードサーバー用のソフトを提供する計画。実現すれば4社のブレードを"混在”して運用可能になる。
PAN ManagerはCPUやメモリー、ネットワークといったサーバーブレード上の計算資源を抽象化(仮想化)し、その上で稼働するシステム(OSやアプリケーション)に自由に割り当てられるようにするソフトウェア。メモリーなど何らかのハード障害が起きた際に、正常なサーバーブレードにシステムを移動させたり、1つのシステムに複数のCPUを割り当てたりするスケールアウト型のIT基盤を構成できる。
一見、VMwareやHyper-Vなどの仮想化ソフトと似ているが、PAN Managerは仮想化ソフトよりも一段、ハードウェアに近いレイヤーで動作する。このためPAN Managerから見れば仮想化ソフトもシステムの1つという位置づけになり共存できる。
非常にユニークな仕組みを提供するソフトだが、欠点もある。ほとんどのIAサーバーで稼働する仮想化ソフトとは異なり、機種依存性があることだ。具体的には、専用ハードであるEgenera BladeFrame、HPのBlade System c-Class、IBMのBladeCenter H、NECのExpress5800/SIGMA-BLADE、富士通のPRIMERGY BX900、Dell PAN System(別にDatacenter-in-a-Boxもある)といったブレードサーバーでしか稼働しない。
加えてメーカーや機種の違いを超えて、計算資源を抽象化して割り当てることもできなかった。例えばPAN Mana-gerは16筐体までのブレードサーバーを一元管理できる。仮に1筐体あたり16基のサーバーブレードを搭載できるとすると、最大256台のブレードを管理できることになる。ところがそのためには、16筐体のブレードサーバーをすべて同じメーカーで統一する必要がある。16筐体を一括導入するならともかく、必要に応じて増設することを考えると、メーカーを統一するのは必ずしも現実的とは言えない。
今回発売したPAN Manager7.4は、この制約を取り払うもの。さらに4月にNEC、富士通のブレード機を加えるのは、イージェネラの本社がある米国ではHPとIBM機の混在ができれば問題ないとしても、日本はそうはいかないためだ。同社関係者によると、もとは6月だったリリース計画を2カ月、前倒しするという。 (編集部)
日本HP
大量データ分析の「スターターキット」を999万円で提供
日本HPは2012年12月19日、データウェアハウス(DWH)用途を想定するデータベース「HP Vertica Analytics Platform 6.1」の最新版を発表した。Verticaは、カラム(列)のデータを対象に各種処理を効率的に実行できる設計などを特徴とする。
新版では、R言語を使った高度な分析を可能にしたほか、パフォーマンスを改善。他システムと連携するための機能も盛り込んだ。例えば、分散処理基盤HadoopのファイルシステムであるHDFS上に配置したデータを直接読み込めるようにした。
データ量に応じた容量課金ライセンスを採用。ロード前データの容量が1〜10TBの場合で、1TBあたり840万円(税抜)。
導入を促進するために、スターターキットも用意した。HPのブレードサーバー「HP BladeSystem c3000」に、マイクロストラテジー社のBIソフトウェア「Micro Strategy 9.3」と、HP Verticaをバンドルし、導入作業や保守サービスを合わせて、「Vertica Start Package」の名称で提供する。最小構成価格は999万円から(税抜)。 (緒方)
富士通
グローバル製造業向けマスター統合基盤
富士通は2012年12月18日、グローバルで展開する製造業向けの経営管理ソリューション「GLOVIA ENTER-PRISE GS」を発売した。
同製品を構成するのは、3つのモジュール。中核となるのは、「グローバルマスタ」である。各拠点が独自で運用する取引先や品目コードをグローバル統一コードと対応付け、変換する機能を備える。
「グローバルモニタリング」は、各拠点から収集したデータをもとに、業績指標や在庫回転率といったKPIを算出。KPIがあらかじめ設定した基準値を逸脱した場合にアラームを出す
「グローバルプランニング」は、グローバルモニタリングが算出したKPIと、別途作成した事業計画を照合することで、販売予実や生産状況を月次サイクルで把握可能にする。これにより、需給精度を向上させ、販売機会損失を最小化できる。
価格はグローバルマスタが1500万円から、グローバルモニタリングが1000万円から、グローバルプランニングが900万円から。売り上げ目標は、3年間で150億円。 (力竹)
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



