[調査・レポート]

タブレットによる会議や議論をサポートする「Share Anytime」とは?

2013年10月16日(水)柏崎 吉一(エクリュ 代表社員)

PDFやマイクロソフト・オフィスの文書を、タブレットやスマートフォンで共有しながら議論する。経営会議や企画会議、あるいは商談などビジネスの現場で着実に浸透しつつある業務スタイルだ。だが、その時、思いついたことや聞いたことを文書にメモ書きしたり、書いたことの一部を全員に伝えたりできれば、もっと便利になるだろう。

Note Anytimeをベースに開発、利用料は700円から

Share Anytimeは、MetaMoJiが2012年9月に発表したデジタルノートアプリ「Note Anytime」をベースとする。手書き文字を認識する日本語入力・変換システムであるmazecの最新バージョンmazec3を搭載し、使い勝手を高めている。「手書き文字には、個人に特有のくせ字や略字がある。Mazec3にはくせ字を登録することで次回以降、変換候補に表示する機能を持たせた」(同社)。

Share Anytimeの利用料金は700円(無制限回の会議開催権および、転送量は1GBまでの1カ月の利用権付き。それ以降は有償アドインを追加する必要がある=1GB/月の転送量が170円~)。試用可能な無償版もある。利用にはiOS 5.0以降が必要だが、年内にiPhone版、Windows版、Android版を順次提供開始する予定である。AppStore経由で提供するが、実装においてはセキュリティに配慮したSSO(シングルサインオン)などの認証処理機能との連携が必要なはず。情報システム部門やSIベンダーと調整が必要になりそうだ。

なお10月16日、MetaMoJiはNote Anytimeが「スティービー アワード 国際ビジネス大賞2013」で銀賞を受賞したと発表した。

(取材・文/柏崎吉一 =ライター/エクリュ代表)

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