パスワードの脆弱性や運用負荷の問題から、ID連携や生体認証など様々なパスワード代替策が提案されています。しかし、いずれもがパスワードとの併用で運用されています。パスワード代替とは呼べない仕組みが、なぜ「パスワード代替策」と呼ばれているのか。その理由を考えるために、第1回は、代替策と呼ばれている仕組みを概観してみましょう。
「もうパスワードの時代は終わった。これからは、パスワードに代わる新しい技術の時代だ」――。こうしたかけ声とともに、次のような技術がマスメディアに登場しています。
(1)ID連携:SSO(Single Sign On:シングルサインオン)やパスワード管理ツール
(2)いわゆるワンタイム・パスワード
(3)2要素認証
この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
会員登録(無料)が必要です
【次ページ】
- 1
- 2
- 次へ >