関西を拠点に、介護付有料老人ホームをはじめとした高齢者向け住宅ビジネスを営むチャーム・ケア・コーポレーションは、営業関連情報を全社で共有するための基盤を整えた。製品提供元のジャストシステムが、2015年8月21日、最新事例として公開した。
チャーム・ケア・コーポレーションは、20棟以上の高齢者向け住宅ビジネスを大阪、兵庫、奈良、京都で運営している。そのノウハウを活かして2014年からは関東エリアにも進出。併せて、営業体制の強化を図ることにした。
従来の営業活動をあらためて見直すと、いくつかの課題が浮き彫りになった。営業担当者一人ひとりの仕事のしやすさを優先していた結果、管理項目や成約見込みの評価基準などが微妙に異なる、Excelによる情報管理を基本としつつも徹底されておらず漏れが生じる、といった問題だ。これらを根本から解決するために、情報共有基盤を一新し、業務プロセスを標準化した。
営業支援SaaSの活用を検討したが、営業担当者の増員計画も視野に中長期な費用負担を勘案した結果、自社設置型のシステムを導入することにした。採用したのはジャストシステムのノンプログラミングWebデータベースソフト「UnitBase」。(1)クライアントはWebベースで使えること、(2)集約したデータをExcel形式でレポート出力できること、(3)管理項目と連動するメール通知機能があること、などを評価して選択した。
今後は、BIツールの活用も含め、データ分析・活用の高度化を図る計画だ。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | チャーム・ケア・コーポレーション |
事業内容 | 高齢者向け住宅の運営、介護サービス |
導入システム | 営業支援システム |
導入目的 | 事業エリア拡大に伴う営業体制の強化 |
主な利用製品 | 「UnitBase」(ジャストシステム) |