[クラウド分解辞典−Amazon Web Services編]
【第6回】Webにつながらない事態を徹底回避−Amazon Route53、Amazon CloudFront
2015年9月24日(木)佐々木 大輔(クラスメソッド)
第5回では、AWSが提供する各種データベース関連サービスとして、「Amazon RDS」「Amazon ElastiCache」「Amazon DynamoDB」「Amazon Redshift」を紹介した。今回はドメインネームシステム(DNS)サービスである「Amazon Route53」と、CDN(Content Delivery Network:コンテンツ配信ネットワーク)サービスである「Amazon CloudFront」を紹介する。
昨今のビジネスにおいて、Webサイトの位置づけは、ますます重要不可欠なものになっている。コーポレートサイトだけでなく、WebサービスやEC(Electronic Commerce:電子商取引)サイト、ブログ、ソーシャルメディア連動など、様々な切り口から、Webサイトがビジネス上の顧客の導線になっているからだ。
そんなWebサイトに対し、「つながらない」事態は大きな機会損失になる。インターネットとスマートフォンの普及によって、Webサイトに気軽にアクセスできるようになった現在では、顧客は興味を持った瞬間に情報にアクセスできないと、すぐに興味を失ってしまう。
Webサイトにつながらなくなる原因には以下のようなものがある。
●メディア露出などでアクセスが増大したことによる表示障害
●Webサイトを構成するハードウェアやネットワークなどの物理障害
●DNS(Domain Name System)サービスの停止による名前解決障害
会員登録(無料)が必要です
- 1
- 2
- 3
- 4
- 次へ >
- 【最終回】ユーザーニーズに沿い、フルマネージド化とサーバーレス化が進む(2016/01/27)
- 【第9回】IoTやモバイル、アナリティクスにも対応—AWS IoT、AWS Mobile Hub、Amazon Elastic MapReduceなど(2015/12/22)
- DevOpsによるアプリケーション開発への集中を可能に─AWS Elastic Beanstalk、OpsWorks、CodeDeploy、CloudFormation:第8回(2015/11/25)
- 【第7回】インフラだけではない、オフィスのデスクトップ環境も用意─Amazon WorkSpaces、Amazon WorkDocs、Amazon WorkMail(2015/10/28)
- 【第5回】用途に合わせてデータベースを選択−Amazon RDS、ElastiCache、DynamoDB、Redshift(2015/08/26)