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B-EN-G、AWSベースのIoTや医薬品向けクラウドサービスを提供開始

2016年2月18日(木)IT Leaders編集部

東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は2016年2月17日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するAWS Partner Network(APN)「テクノロジーパートナー スタンダード」に加入して、クラウドソリューションに関する包括的な取り組みを開始したと発表した。

 発表した取り組みは、グローバルIoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤の構築、CSV(Computerized System Validation)on AWSの提供、生産・販売・原価管理パッケージ「MCFrame」と海外拠点向けコンパクトERP「A.S.I.A.」のAWSベースでのクラウド環境化だ。

 グローバルIoT基盤の構築は、「つながる工場」をコンセプトに、IoTを用いたサプライチェーンの高度化を支援する。例えば、納品先工場での在庫量を正確に把握することにより、タイムリーな原材料提供を可能とする仕組を構築できる。ベンダーがユーザーのために在庫管理をする「VMI(Vender Management Inventory)」、サービス型事業へのビジネスモデル転換を図っている企業を支援する。サービス化された「AWS IoT」や「AWS Lambda」を活用して手頃かつ迅速に運用環境を構築しつつ、グローバル拠点を含めた一括管理が可能になる。

 CSV on AWSでは、製薬・医療機器業界特有のシステム利用のためのCSVを適用できるようにする。そのために、AWSの環境用のリファレンス文書(利用手引き)をB-EN-Gを含めたAPN5社で共同策定し、2016年2月下旬からユーザーへの無料提供を開始する。今後、製薬・医療機器業界向けにクラウド環境での導入加速を図るために、B-EN-Gが取り扱うERP製品用の対応リファレンスを作成するとしている。

 AWSベースでのMCFrameとA.S.I.A.のクラウド環境化では、APNのネットワークを活用して、グローバルでそれぞれの業界、業種向けの製品やサービスを提供しているほかのパートナーと連携する。製薬・医療機器業界に続き、化粧品・食品業界や小売・流通業界などへの展開も検討しているという。

 MCFrameは、日本の製造業の企業が求めるきめ細かな管理に対応できる各種機能を備えている。様々な標準機能を備えているほか、各社固有の業務プロセスに柔軟かつ効率的に対応できるフレームワーク構造になっている。

 A.S.I.A.は、日本企業の商習慣に基づきながら、グローバルでの経営管理をサポートする日本発のグローバルERPパッケージ。多言語、多通貨、多拠点機能を持ち、会計、販売、購買、在庫といった幅広い業務に対応する様々な機能モジュールを備えている。

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