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サイオス、HAクラスタソフト新版「LifeKeeper for Linux v9.1」、大規模システムでの構築効率と運用性を向上

2016年6月30日(木)IT Leaders編集部

サイオステクノロジーは2016年6月29日、HA(High Availability)クラスタソフトウェア「LifeKeeper for Linux」の新版「同v9.1」を発表した。7月1日に受注を開始し、8月1日に製品の出荷を開始する。

 サイオステクノロジーの「LifeKeeper for Linux v9.1」は、新機能として「Quick Service Protection」と「LifeKeeper APIs」を提供する。

 Quick Service Protectionは、GUI上の簡単なマウス操作でLinux上の一般的なサービスをLifeKeeperの保護対象にでき、HAシステムの構築フェーズでスクリプト作成が不要になる。

 LifeKeeper APIsは、外部システムからLifeKeeperの状態を参照可能にするAPIである。各種統合運用管理ツールからこのAPIを呼び出すことで、それらのツールの画面上でLifeKeeperを含めたシステム全体の一元的なモニタリングが可能になる。特にクラウド環境や大規模システムでの運用性の向上に活用できる。

 同APIの実際の使用例として、OSS(Open Source Software)の統合監視ソフトウェア「Zabbix」からの監視を可能にするサンプルモジュールを2016年8月1日から無料公開する。

 さらに、ユーザーからの要望が高かった情報を、「Higher Availability - 極短時間で障害からの回復が可能なデータベース環境」と「Dynamic Disaster Recovery - 実用的かつ低コストで実現するディザスターリカバリー環境」の2つのドキュメントとして提供する。

 前者は、Enterprise DBとLifeKeeperを組み合わせて、短時間での障害からの回復を可能にするための情報をまとめたもので、後者はAmazon EC2とLifeKeeperを有効活用してコストを抑えたディザスターリカバリーを確立するためのものだ。こちらも、2016年8月1日にWebサイト上で公開する予定である。

 LifeKeeper for Linuxの旧バージョンを利用中で保守契約のあるユーザーは、無料でv9.1へアップグレードする権利が用意されており、追加費用は不要で新機能を利用できる。

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サイオステクノロジー / 可用性 / Zabbix / Linux

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