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CTC、IoTの大規模な検証が可能な施設を開設

2016年10月26日(水)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2016年10月25日、IoT(Internet of Things)活用のための検証施設「IoTデジタルLAB」を開設した。数万に及ぶセンサーを想定したデータの収集から加工・分析、分析結果の表示や利用まで、IoTについての大規模なデモンストレーションや検証が実施できる。

 「IoTデジタルLAB」は、IoTでのデータ活用の一連の流れについて、既存システムとの連携や機械学習による分析の高度化を含めて大規模な検証を可能にする施設である。デバイスの温度管理や機器の故障予防、スマートデバイスを活用した店舗でのマーケティング、数万台のウエアラブル機器から得られるビックデータの分析など、活用シナリオをあらかじめ用意しており、準備に時間をかけずにIoTに関連した機能や実現の可能性を確認できる。

 各種センサーや既存システムからのデータ収集を行う仕組み、データの一次処理を端末側で行うエッジコンピューティング、異常値の除去やデータフォーマットの統一などのデータ加工、分析の継続的な高度化を可能にする機械学習についても最新の製品を用意しており、将来のシステム機能の拡充を含めて多岐にわたる検証が可能だ。

 検証前の段階では、ユーザーのもとでのハッカソンの開催を含めて、IoTを活用した新規取り組みのアイデア創出を支援し、検証後は、検証結果に基づいてユーザーの既存システムに適したIoT環境を構築する。

 CTCは、製造業や流通業を中心に「IoTデジタルLAB」での検証サービスを展開し、システム構築を含めたIoT関連のビジネスによって、今後3年間で140億円の売上を目標にする。

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