[新製品・サービス]

UEL、3Dプリンターの精度向上と時間短縮を図るスライス処理ソフト「AMmeister」

2017年6月14日(水)IT Leaders編集部

日本ユニシス・エクセリューションズ(UEL)は、3Dプリンター用スライス処理ソフトウェア「AMmeister」を発売した。3Dプリンターでの造形物作成時に精度向上と時間短縮を図れる。出荷は10月から順次開始する予定だ。

 日本ユニシス・エクセリューションズ(UEL)の「AMmeister」は、3Dプリンターでの造形物を作成する際に精度向上と時間短縮を図る3つの機能を有している。第1に、造形対象形状を考慮した部分詳細のスライスパス(3Dプリンターで造形する際に造形材料を積層していく経路)を作成できる。具体的には曲面などの部位ではピッチ幅を細かくして造形精度を高め、垂直に造形すればよい部位ではピッチ幅を大きくスライスするなど、スライスピッチの可変指示が可能だ。

 第2に、異なる形状のモデルそれぞれにスライスピッチの可変指示ができ、異なる形状の造形物を一度に効率的に造形することを可能にしている。

 第3に、3Dプリンター側でもスライスパスを編集できるAPI(Application Programming Interface)を用意しており、製造現場でも造型条件の最適化を図れる。

 画面上のアイコンを左から順次クリックすることで、STL(Standard Triangulated Language)データの取込み、造形パラメーターの設定、スライスの実行、スライスデータの編集、造形データの出力までの、一連の作業を完結できるシンプルなユーザーインターフェースを備えている。

 基本機能として、造形機情報の定義、モデルデータの配置・移動・複写、モデルのZ軸方向の縮小、モデルごとの造形パラメーターの設定、スライスデータの作成(Z軸方向スライスピッチ/スライス平面内輪郭線オフセットの可変指示が可能)、スライスデータの配置・移動・複写、造形データの出力(3Dプリンターへ出力)の各機能がある。

 オプション機能で、CADデータの読み込み、CADデータのSTL変換、STL編集も用意している。

 UELは、3年間で300セットの販売を目標にする。

 AMmeisterと3Dプリンター間のインターフェースは、推奨フォーマットのほかに各3Dプリンターメーカーの独自フォーマットにも柔軟に対応するという。UELは同ソフトウェアの採用を希望する3Dプリンターメーカーや、性能検証を希望するメーカーを募集している。

関連キーワード

3Dプリンター / Unisys / プリンター

関連記事

トピックス

[Sponsored]

UEL、3Dプリンターの精度向上と時間短縮を図るスライス処理ソフト「AMmeister」日本ユニシス・エクセリューションズ(UEL)は、3Dプリンター用スライス処理ソフトウェア「AMmeister」を発売した。3Dプリンターでの造形物作成時に精度向上と時間短縮を図れる。出荷は10月から順次開始する予定だ。

PAGE TOP