自動車用オートマチックトランスミッションを製造するアイシン・エィ・ダブリュ(現アイシン)は、グループ経営基盤としてERP(統合基幹システム)ソフト「SAP S/4HANA」を導入し、運用管理付きのクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」上で稼働させた。SAPジャパンが2018年11月16日に発表した。
アイシン・エィ・ダブリュ(現アイシン)は、新ERPシステムを短期間で稼働させ、本社からグループ企業へと展開する必要があった。ERPの導入プロジェクトは2017年6月に要件定義を開始し、1年後の2018年7月に、まず本社において稼働を開始した。
新会計システムでは、会計情報収集の自動化、業務の標準化、平準化などによって、業務の効率化を進めている。また、新たに実装した、実績分析・予算管理機能を活用して、これまでよりも精度の高いレポートをタイムリーに提供できるようにした。社員の残業時間を減らすなど、働き方改革や固定費の低減に対しても積極的に取り組んでいる。
導入にあたっては、コンサルティング経験が豊富な野村総合研究所が、システム化の構想初期から参画した。導入プロジェクトのスコープ定義、大日程の策定、システム全体におけるITガバナンス、標準業務プロセスへ積極的な誘導による追加開発削減の推進など、新システムの本格稼働まで一貫してプロジェクト全体をリードした。
図1:マネージド型クラウド基盤「SAP HANA Enterprise Cloud」の構成図(出典:独SAP)拡大画像表示
ERPの動作環境としては、運用サービス付きのクラウド基盤サービスである「SAP HANA Enterprise Cloud」(図1)を採用した。これにより、SAP ERPの導入経験がなかったAWにおいても、稼働環境を構築できたとしている。
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