日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)は2019年2月4日、デジタルマーケティング技術を駆使した新サービスを提供することを目的に、共同出資会社「JALデジタルエクスペリエンス株式会社」を設立すると発表した。最初のサービスとして、2019年秋に新たな会員組織を創設する。これにより、顧客の日常生活に寄り添ったサービスを各種企業との提携を通じて展開する。
JALとNRIはこれまでも、新サービスの創出において協力関係を築いてきた。例えば、行き先をお任せする形でマイルを使ってどこかに行くサービス「どこかにマイル」を共同で開発した。今回共同で設立する新会社では、こうした取り組みをさらに発展させる(表1)。
商号 | JALデジタルエクスペリエンス株式会社 |
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設立日 | 2019年2月4日 |
本社所在地 | 東京都品川区東品川2-4-11 |
代表者 | 代表取締役 三須基樹(日本航空) 代表取締役 中村博之(野村総合研究所) |
資本金 | 1億4000万円(今後4億7500万円まで増資予定) |
出資比率 | JAL:51% NRIグループ:49%(NRI:44%、ブライアリー・アンド・パートナーズ・ジャパン:5%) |
新会社は、JALが持つ顧客基盤やサービス群と、NRIグループが持つデータ分析技術やAI技術を組み合わせ、個々の顧客のニーズに対する理解を深める。これにより、旅先や日常生活において、豊かな体験や新たなライフスタイルを、顧客ごとにパーソナライズした形で提案できるようにする(図1)。
図1:共同出資会社「JALデジタルエクスペリエンス」が提供するサービスの概要(出典:日本航空、野村総合研究所)
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最初のサービスとして、2019年秋に新たな会員組織を創設する。これにより、顧客の日常生活に寄り添ったサービスを、各種企業との提携を通じて展開する。