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富士通、企業内の認証方式を手のひら静脈認証で統一できるソフト「AuthConductor V2」を販売

2019年11月18日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通は2019年11月18日、企業内の認証方式を手のひら静脈認証で統一できるソフトウェア製品「FUJITSU Security Solution AuthConductor V2(オースコンダクター ブイツー)」を発表した。同日販売を開始した。2019年12月初旬から出荷する。価格(税別)は、100台のPCに手のひら静脈認証のPCログオン機能を提供した場合、320万円。販売目標は、今後3年間で150億円(関連ハードウェア、SI含む)。今後は、2020年度内にグローバルでの展開を目指す。

 AuthConductor V2は、業務システムへのログインからPCへのログインまで、企業内の認証方式を手のひら静脈認証で統一できるソフトウェア製品である(図1)。手のひら静脈データをサーバーで一元管理することで、手のひら静脈を一度登録すれば、PCログオンや入退室管理、認証印刷など、用途ごとに登録することなく認証方式を統一できる。

図1:AuthConductor V2の概要。手のひら静脈を一度登録すれば、PCログオンや入退室管理、認証印刷など、用途ごとに登録することなく認証方式を統一できる(出典:富士通)図1:AuthConductor V2の概要。手のひら静脈を一度登録すれば、PCログオンや入退室管理、認証印刷など、用途ごとに登録することなく認証方式を統一できる(出典:富士通)
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 従来版のAuthConductorは、ユーザーが構築した業務システムに手のひら静脈認証の機能を追加できる組み込みソフトウェアだった。今回、これまで別製品として販売していたPCログオン認証ソフトウェアを統合および機能追加した。これにより、キャッシュレス決済基盤などの一般利用からオフィスでのPCログインまで、手のひら静脈認証の適用範囲を拡大した。

 PCログオンの認証方式としては、手のひら静脈認証のほかに、富士通研究所が独自に開発した顔認証や、指紋認証、マイナンバーカードなどのICカード認証が利用できる。規模についても、小規模のスタンドアロン利用から数万人の大規模利用まで対応できる。

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