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センコーグループ、EDI連携基盤をクラウドで構築、データ連携ツールのDataSpiderを採用

2019年12月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

センコーグループの総合物流企業であるランテック(本社:福岡県福岡市)は、オンプレミスで運用していたEDI(電子データ交換)システムをクラウド環境に移行した。AWS(Amazon Web Services)上で稼働する倉庫管理システムとデータ連携するための基盤を構築した。新システムは2018年2月から稼働している。データ連携ツール「DataSpider Servista」(セゾン情報システムズ製)を販売したアシストが2019年12月25日に発表した。

 センコーグループは、住宅建材や化学製品、アパレル、日用品など、各種業界に向けた物流サービスを提供している。2017年7月、センコーグループの総合物流企業であるランテックは、オンプレミスで運用していたEDI業務をクラウド環境に移行することを決定。AWS上で動作する倉庫管理システムとのデータ連携基盤を構築し、2018年2月に稼働させた。システム構築は、センコーグループのIT部門を担うセンコー情報システムが担当した。

 システム構築にあたっては、いくつかの制約があった。例えば、検討開始から本番稼働まで約7カ月でシステムを構築すること、業務サーバーとのデータ交換はAmazon S3で実施すること、現行処理の開発言語(COBOL)は利用しないこと、――などの条件があった。

 データ連携ツールは、EDIサービスを提供するインテックからの提案も後押しとなり、DataSpider Servistaを採用した。選定理由は主に3点ある。(1)ノンプログラミングで簡単にデータ連携処理を実装できること、(2)Amazon S3との連携がDataSpider Servistaのアダプタで解決できること、(3)GUI開発によって一定のプログラム品質が担保されること、――である。

 DataSpider Servistaの導入効果として、当初2カ月の想定開発期間が約1カ月に短縮できた。開発担当者全員が、平均2人日につき1スクリプトを開発することで、通常業務と並行して1年間で58スクリプトの開発を達成できた。運用面では、1日約6000件、年間約200万件のトランザクション処理を実行する中、障害の発生は通信の不安定性に起因する2件にとどまっている。

 センコー情報システムは、ランテックに導入したデータ連携基盤の開発/運用実績を高く評価している。これを受けて、自社で新たに導入するEDIサービスとのデータ連携基盤にもDataSpider Servistaを採用することを決めた。

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