縁マーケティング研究所は2020年1月7日、マルウェア「Emotet」の流行を受けて、Emotetを想定した標的型メール訓練が実施できる製品を発表した。標的型攻撃メールへの対応訓練を自社で実施するために必要な手順書やツール群をキット化した製品「標的型攻撃メール対応訓練実施キット」を強化し、Emotetのテンプレートを追加した。価格(税込み)は、年額9万9000円から。
標的型攻撃メール対応訓練実施キットは、標的型攻撃メールへの対応訓練、つまり「メールの添付ファイルを開封/実行しない」という訓練を実施するために必要なノウハウをキット化した製品である。訓練マニュアル、擬似マルウェアなどの攻撃ファイルを作成するツール、標的型メールの本文テンプレート、訓練結果のExcel集計ツール、訓練前に配布する事前教育用のコンテンツ、――などで構成する。
今回、標的型攻撃メール対応訓練実施キットを強化した(画面1)。マルウェア「Emotet」の典型的な手口を体験できるように、Emotetのテンプレートを追加した(関連記事:JPCERT/CC、マルウェア「Emotet」への注意を喚起、Word添付のなりすましメールで感染を拡大)。Emotetが採用している騙しのテクニックとして、「返信型の攻撃メール」や、Emotetに感染させるための「Word文書やExcelファイル」を再現した。
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Emotetを想定した訓練の流れは、以下の通り。
●Next:Emotetを模倣した攻撃を実施
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