アサヒ装設は、営業活動を強化するため、タブレット向けの文書管理・配信サービス「Handbook」を導入した。営業資料の改善サイクルを確立し、顧客接点を強化した。Handbookを提供したアステリアが2020年1月17日に発表した。
アサヒ装設は、食品メーカーや学校給食の加工工場で使用する業務用の食品加工調理機械を提供している。これらの食品加工調理機械は、動画やPDFなどの販促コンテンツが多岐にわたっている。
同社の課題は、動画やPDFなどの販促コンテンツを商談の現場で活用しきれず、持ち帰りや再訪問などが発生していたことである。コンテンツの活用の実態も把握できていなかった。
これらの課題を解決すべく、Handbookを導入した。
Handbookの導入効果の1つは、アンケート機能によって現場の意見を収集できるようになったことである(図1)。管理者からの一方通行ではなく、管理者と現場の双方向のコミュニケーションによって、コンテンツ改善のサイクルを確立した。
![図1:アサヒ装設によるHandbookの活用イメージ(出典:アステリア)](/mwimgs/0/6/600/img_06e712a7e1c436f13a94955024a90fcc114385.jpg)
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営業資料を見直し、販促資料を統一して管理できるようになったことで、商談の場で生まれた質問にその場で対応し、商機を捉えられるようになった。
コンテンツの利用状況を把握できるようになったことで、動画やHTML、360度コンテンツなど、現場での効果が高いコンテンツを提供できるようになった。
仕様書や図面など、従来は各部門に点在していた資料もHandbookに情報を集約した。これにより、他部門に問い合わせる回数が減った。この結果、資料を検索する時間を短縮できた。