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UiPath、RPAの導入から活用の仕方までを体系的に示した「UiPathメソドロジー」を無料公開

2020年2月18日(火)IT Leaders編集部

米UiPathの日本法人、UiPathは2020年2月17日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「UiPath」を導入・活用するための方法論を体系化した「UiPathメソドロジー」の無料公開を開始した。UiPathのWebサイトからダウンロードできる。

 UiPathの「UiPathメソドロジー」は、UiPathが導入支援やサポートで得たノウハウを基にして、UiPathの導入をスムーズに実施できるように、導入の標準フレーム・方法論をパッケージ化したものである。RPAプロジェクトの段階や状況によって求められるタスクやアウトプットを理解できる。また、テンプレートを使うことで、プロジェクトの効率を上げられる。テンプレートの数は100を超え、UiPath導入のすべての段階で活用できる(図1)。

図1:RPA導入のステージとUiPathメソドロジー(出典:UiPath)図1:RPA導入のステージとUiPathメソドロジー(出典:UiPath)
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 RPAプロジェクトを「PoC(概念実証)ステージ」、「パイロットステージ」、「強化ステージ」、「制度化ステージ」の4段階に分け、それぞれのステージで活用できる4つのメソドロジーを提供する。具体的には、「UiPathビジネスメソドロジー」、「UiPath PoCメソドロジー」、「UiPath導入メソドロジー(プロフェッショナル開発)」、「UiPath導入メソドロジー(EUC)」を提供する。

 これら4つのメソドロジーは、プロジェクトの規模や環境・目的に応じて取捨選択し、カスタマイズして利用できる。最初から大規模導入するケースでも利用可能な、網羅的な構成になっている。一方で、スモールスタートで導入する場合でも、最低限のタスクやドキュメントを取捨選択し、プロジェクトの規模拡大に応じて、後からタスクやドキュメントを追加できる。

 UiPathビジネスメソドロジーは、UiPathの導入を決定し、プロジェクトのための戦略立案、組織化、ガバナンス構築、業務分析を行うためのメソドロジーである。PoCステージからパイロットステージにかけて、組織におけるRPA実装モデルの定義や、Center of Excellence(CoE)の構築、ガバナンスの検討などに活用できる。

 UiPath PoCメソドロジーは、PoCを実施し、早期のリスク対策や効果検証を図るために、準備、検証、報告を行うためのメソドロジーである。PoCステージの後半からパイロットステージにかけて、PoCとして早期にリスク評価や実現可能性の検証、効果測定を実施するために利用できる。また、部分的に業務自動化の開発・運用を行う際の要件定義や開発、テストなどを実施する際にも活用できる。

 UiPath導入メソドロジーは、強化ステージ~制度化ステージにおいて、社内におけるRPAの他部署展開や規模拡大の進行、ベストプラクティスの組織内定着化を図り、自動化を全社展開する際に活用できるメソドロジーである。開発のスタイルに応じて、プロのRPA開発者のためのUiPath導入メソドロジー(プロフェッショナル開発)と、業務部門のエンドユーザーのためのUiPath導入メソドロジー(EUC)、の2つに分かれている。

 UiPathメソドロジーをダウンロードして展開すると、メソドロジーごとに分かれた4つのフォルダごとに、タスク定義・タスクフロー、ドキュメントテンプレート、ドキュメントサンプル、などのファイルが作られる。

●Next:メソドロジーを基にしたオンライントレーニングも公開予定

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