レノボ・ジャパンは2020年2月28日、テレワークを実践するノウハウをまとめたPDF文書『はじめようテレワークスタートガイド』を無料で公開した。全27ページのPDFファイルであり、Webサイトからダウンロードできる。全社員が一斉にテレワークする企業や、初めてテレワークを実施する企業を対象としている。
レノボ・ジャパンは、以前よりテレワークの実践で得たノウハウを小冊子『はじめようテレワークスタートガイド』(PDF)として提供している。今回、新型コロナウイルス感染拡大対策の観点に立って追記を行った改訂版を公開した。改訂版では、テレワークのインフラや実施経験が十分でない企業がどのように今回の緊急事態に対処すべきかを、小冊子(PDF)に追加している(図1)。
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具体的には、第1章「テレワークについて知ろう!」(p2~p4)、第2章「テレワークを導入しよう!」(p6~p10)、第3章「テレワークを実施/定着させよう!」(p12~p18)に加えて、新たに第4章「緊急テレワーク、対応マニュアル」(p22~p24)を追記した。
追加した第4章「緊急テレワーク、対応マニュアル」の内容は、「労働基準関連法令への対応」、「最低必要なPCのセキュリティ対策」、「コラボレーションインフラの導入と利用ガイドの明示」、「テレワークの実行はトップダウンで」、「テレワークだからこそ、意識してコミュニケーションの接点を増やす」で構成されている。
例えば、「最低必要なPCのセキュリティ対策」では、以下の5つの対策を挙げている。
- BIOSパスワード(OS起動前に入力を求められるパスワード)の設定
- Windowsのユーザーアカウントへのパスワードの設定
- Windows 10 Pro標準のBitLockerでのドライブの暗号化
- マルウェア感染を防ぐ目的でOSやブラウザ、アプリケーションを最新の状態に
- ウイルス対策ソフトに最新の定義ファイルが適用されていることを確認
また、「コラボレーションインフラの導入と利用ガイドの明示」では、レノボ・ジャパンが実際に利用している、無料で使えるコミュニケーションツールへの導線として、「Microsoft Teams 無料版」と「Zoomミーティング基本プラン」のURLを紹介している。
同社によると、今回改訂版を公開した背景に、新型コロナウイルス対策の1つにテレワークがある一方で、生産性の低下やセキュリティの懸念から、テレワークの実施をためらうケースがあるという。そうした企業/ユーザーに向けてのガイドラインとして改訂版の公開を開始した、