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NEC、HAクラスタリング「CLUSTERPRO X 6.0」、Web 3階層システム全体の稼働状況を一元管理

2026年4月1日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2026年3月31日、HA(高可用性)クラスタリングソフトウェア新版「CLUSTERPRO X 6.0」を販売開始した。同年4月6日から提供する。新版では、サーバー単位だけでなくWeb 3階層システムなど複数階層で構成するシステム全体の可用性を可視化する「システムHA」の概念を反映した。価格(税別)は、共有ストレージ構成が70万1500円から、ミラーリング構成が116万1500円から。

 NECの「CLUSTERPRO X」は、障害が起こったサーバー機の処理を他のサーバー機で引き継ぐ、HA(高可用性)クラスタリングソフトウェアである。ハートビート(死活監視)でサーバー(Windows ServerまたはLinux)を監視する。応答が途絶えるとシステムが停止したと見なし、別のサーバーで処理を引き継ぐ。運用管理のインタフェースとして、Web管理画面「統合Cluster WebUI」、CLIコマンド、Web APIの3種類を用意している。

図1:複数階層で構成する業務システム全体の可用性を可視化する新機能の概要(出典:NEC)
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 新版「6.0」では、Web 3階層システムなど複数階層で構成する業務システム全体の可用性を可視化する「システムHA」の概念を反映した(図1)。例えば、Webサーバー(画面)、アプリケーションサーバー(業務ロジック)、データベースサーバー(データ)の3層それぞれのクラスタで構成するシステム全体の死活状況を把握できる。

 Web管理画面では、システム単位の監視画面から、問題が発生しているシステムをツリー形式でドリルダウン(掘り下げて確認)することで、問題が発生しているサーバー/クラスタ単位の状態を把握できる。監視ポリシーの使い分けも可能で、データベースサーバーは1台でも異常があれば全体を異常とみなす一方、負荷分散装置に接続したWebアプリケーションサーバーは1台でも正常に稼働していれば正常とみなすといった設定ができる。

 Web管理画面ではさらに、アラートログをサーバー別に表示する機能を追加した(図2)。どのサーバーで何が発生したかを直感的に確認できる。これまでもCSV形式でサーバー別のアラートログを出力するCLIコマンドを提供していたが、新機能ではWeb管理画面上で見やすく整理し、状況を容易に把握できるようにした。

図2:Web管理画面においてアラートログをサーバー別に表示する機能の概要(出典:NEC)
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 2026年8月ごろをめどに、「プロアクティブログ解析サービス」の提供も予定する(図3)。ユーザー環境で障害が発生した際、CLUSTERPRO Xのログなどを自動で採取し、対処法をレポートとして提供するサービスである。障害検知からログ送付までを自動化し、ログ分析にAIを活用することで、初期対処法のレポートを即時送付する。これにより、初動対応を開始するまでの時間を最小化する。

図3:「プロアクティブログ解析サービス」の概要(出典:NEC)
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