エンカレッジ・テクノロジは2020年3月9日、Windowsの操作を映像(動画)として記録する内部統制セキュリティソフトウェア「ESS REC」の新エディションで、オフィス業務の監視を目的とした「ESS REC NEAO」の提供を開始した。社員がWindowsを操作している時間を把握して働き方の実態を可視化する機能や、RPA(ロボットによる業務自動化)ロボットの動作を監視する機能を提供する。
エンカレッジ・テクノロジの「ESS REC NEAO」は、テレワーク環境における働き方の監視や、RPAロボットの監視などに利用できる監視ソフトウェアである。既存のシステム証跡監査ソフトウェア「ESS REC」をベースに、オフィス業務の監視に特化したエディションとして提供する(関連記事:エンカレッジ・テクノロジ、RPAロボの動作や社員の働き方を監視できるツール「ESS REC NEAO」)。
機能のベースとなるESS RECは、Windowsの操作を映像(動画)として記録する内部統制セキュリティソフトウェアである。ファイル操作などの操作ログも、テキストログとして動画と並行して記録する。同一時刻の動画とテキストログを組み合わせることで、情報漏洩などの原因を突き止めやすくなる。これに対してESS REC NEAOは、オフィス業務の監視に特化している。
テレワークなどにおける働き方の実態を可視化する機能を備える(画面1)。個々の社員がWindowsを操作している時間帯と操作していない時間帯をレポートにまとめて可視化する。Windowsの操作ログだけでなくWindows操作の録画データの変化から、Windowsを操作しているかどうかを把握する。
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RPAロボットの動作を監視する機能も備える。RPAソフトウェアからESS REC NEAOにロボットの動作データを引き渡し、ESS REC NEAO上でRPAの稼働状況を監視する仕組み。このために必要になる、RPAソフトウェアの機能を拡張するプラグイン(まずはUiPathとWinActor)を用意した。