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グリー、RPA運用管理の効率向上を目指し、JP1の定型業務自動化ツールを導入

2020年3月16日(月)IT Leaders編集部

グリーは、RPAツールの運用管理を効率化するため、日立製作所の「JP1 Client Process Automation(JP1/CPA)」を導入した。導入済のデスクトップ型RPAツールの実行やスケジューリングを自動化したほか、基幹システムのジョブ管理で利用しているJP1/Automatic Job Management System 3(JP1/AJS3)と連携して、部分的に自動化していた業務の全自動化、一元管理を実現した。2020年3月12日、JP1/CPAを提供するアシストが発表した。

 グリーは、会計・経理業務の自動化や、経費精算システム、稟議システムなど様々な社内システム間のデータ連携手段として、早くからデスクトップ型RPAを活用していた。利用が広がるにつれて、実行や稼働確認を人手で行うことによる実行漏れやエラー検知が遅れるリスクが顕在化したという。また、シナリオ間連携時のタイムロスや、RPAツールの実行が完了するのを待って手動で終了処理を行うなど、作業効率上の課題を抱えていた。

 人手を介さずにRPAツールを運用管理する仕組みについて検討した結果、アシストが提案した日立製作所のJP1 Client Process Automation(JP1/CPA)を採用した。JP1/CPAはRPAを含めた、クライアントPC上で行う定型業務の実行やスケジューリングを制御するツールである。

 JP1/CPAは、代表的なRPAメーカーの管理ツールと比較してコストを大きく抑制できる。複数のRPAメーカー製品との動作・連携も検証済であるため、別のRPAツールを導入しても同じ仕組みを使い続けることができるという点を評価した。

 連携可能なRPAツールは、Blue Prism、Automation AnywhereのAutomation Anywhere Enterprise、UiPathのUiPath Platform、NTTアドバンステクノロジおよびNTTデータのWinActor、NTTデータのWinDirector、RPAテクノロジーズのBizRobo! Basic、NECのNEC Software Robot Solution、デジタル・インフォメーション・テクノロジーのxoBlos。

 JP1/CPAを導入したことにより、シナリオの実行やスケジューリング、エラー検知を自動化し、人手を介することによる様々なリスクを解消できた。シナリオ間のタイムロスが解消され、数台のPCで分担していた業務を2台に集約できたほか、夜間にRPAツールの実行を完了させることが可能になり、出社後の業務時間を有効活用できるようになった。

 加えて、基幹システムのジョブ管理ツールとして利用しているJP1/AJS3との組み合わせにより、部分的に自動化していた業務の全自動化、一元管理も実現したとしている(図1)。

図1:JP1/CPA導入のシステム概要図
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