Chat&Messengerは2020年4月14日、ビジネスチャット/グループウェア「Chat&Messenger」に、新機能「クイックWeb会議」を追加した。同機能により、Web会議の参加者がグループウェアにログインしなくても使えるようになり、社外ユーザーをWeb会議にスムーズに招待することが可能になった。
「Chat&Messenger」は、ビジネスチャット/グループウェア機能を提供するソフトウェアである。ビジネスチャット、Web会議、スケジュール管理、ファイル共有、文書管理の機能群を統合している。クライアントPCにインストールして運用する。今回、新機能として、Web会議機能のクイックWeb会議を追加した(画面1)。
![画面1:Chat&Messengerに追加したWeb会議機能を利用している画面(出典:Chat&Messenger)](/mwimgs/7/7/600/img_77db5633411148f3e04d6efc2cae8c08323222.jpg)
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クイックWeb会議の最大の特徴は、Web会議に参加する相手がグループウェアにログインしなくても使えることである。期限付きのユニークなWeb会議用URLを生成し、相手側にメールで共有するだけで、社外のユーザーと簡単にWeb会議・資料共有ができる(画面2)。
![画面2:有効期限とパスワードなどを設定してWeb会議を設定できる。URLを共有することで、社外ユーザーともWeb会議ができる(出典:Chat&Messenger)](/mwimgs/b/f/600/img_bf2140302d21f263202fb25f5eeb8855324717.jpg)
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プランは、機能などに応じて、4つの有料プランと、無料プランを用意している。有料プランでは、無料プランよりも使い勝手を高めている。例えば、チャットルームの作成数に制限がない。ファイルを暗号化して転送できる。ユーザーリストをグループごとに階層表示できる。指定したユーザーを別タブで管理してメッセージを送受信できる。
有料プランの価格(税別)は、「オンプレミス」が目安として1ユーザーあたり月額150円から。永続ライセンスの「ビジネスプレミアム」が1ユーザーあたり1万円。クラウドサービスの「クラウド」が目安として1ユーザーあたり月額300円から。
クイックWeb会議を追加した背景について同社は、緊急事態宣言で外出自粛が求められる中で、オンラインでの営業支援やオンラインでの診療といった需要の高まりを挙げている。新型コロナウイルス対応の医療機関に対しては、収束まで無料かつ無制限で提供するとしている。