ワークスアプリケーションズは2020年9月25日、ERP(統合基幹業務システム)ソフトウェア「HUE Classic」のサーバー運用を代行するサービス「HUE Classic Cloud」を発表した。HUE Classicのサーバーをパブリッククラウド(AWSまたはOracle Cloud)で稼働させた上で、これをユーザーに代わって運用する。
HUE Classicは、オンプレミス型のERPソフトウェアである。通常では、ユーザー企業が自社のデータセンターなどに設置し、情報システム部門が運用する。これに対してHUE Classic Cloudは、HUE Classicのサーバーをパブリッククラウドで動作させ、これをワークスアプリケーションズが運用する(図1)。

背景には、財務会計や販売管理などの基幹業務システムは、企業のビジネス基盤であるため、インフラの安定的な運用が不可欠となる、という状況がある。サーバーの運用管理に、人員やコストがかかる。これを回避するため、ERPのサーバーの運用を代行するサービスを開始した。
システムを安定して稼働させられるように、製品の稼働に適したシステム構成を提案し、トラブル因子を抑制する、としている。インフラとアプリケーション双方の課題解決をワークスアプリケーションズが一貫して対応することで、ユーザーのシステム運用負荷を低減させるとしている。