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文書管理ソフト新版「楽々Document Plus 6.8」、ファイル登録時に項目データを自動抽出

2025年8月21日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

住友電工情報システムは2025年8月20日、文書管理サーバーソフトウェア新版「楽々Document Plus Ver.6.8」を同年8月29日から販売すると発表した。新版では、ファイルの自動登録時に日付や金額、取引先名などの属性情報を自動抽出して登録する「属性自動入力」機能が加わった。価格(税別)はオンプレミス版が150万円から、クラウド版が100ユーザーの最小構成で月額9万円。

 住友電工情報システムの「楽々Document Plus」は、企業の業務ファイルを「フォルダー」と「文書(ドキュメント)」の階層構造で管理する文書管理サーバーソフトウェアである。Webアプリケーションとして動作する。複数のファイルを1つの文書に添付してフォルダーに保管する形をとる(関連記事文書管理ソフト「楽々Document Plus」がBoxと連携、社外とのファイル共有が容易に)。

 登録する文書に、日付や金額、取引先といった任意の項目を属性として付与できる。全文検索(あいまい検索)のほか、属性による絞り込み(属性検索)が行える。文書はドラッグ&ドロップ操作で登録できるほか、指定したフォルダーを定期的に監視し、ファイルのアップロードを確認したタイミングで自動登録することも可能である。

 新版のVer.6.8では、ファイルの自動登録時に、日付や金額などの属性情報を自動抽出して登録する「属性自動入力」機能が加わった。日々受領する請求書や見積書などのファイルを登録する際に、属性情報を手動で入力する必要がなくなる(図1)。

図1:ファイル自動登録時に日付や金額、取引先などの属性情報を自動的に抽出して登録する「属性自動入力」機能の概要(出典:住友電工情報システム)
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 文書に含まれる取引先などの項目名から、生成AIが適切な属性情報を抽出する。文字数や表記方法などの条件を加えたい場合は、項目ごとに「抽出ヒント」を設定する。「会社名は“(株)”の表記で抽出する」といったように自然文で設定が可能だ。

 ほかには、ファイルの要約機能(画面1)が加わった。文書詳細画面からAIチャットを立ち上げて要約ボタンをクリックすると、生成AIがファイルを要約する。例えば、社内規程文書が更新になった際に要約機能を用いることで、自身に関連するポイントや重要な変更点を迅速に把握できる。

画面1:ファイル要約機能の利用画面(出典:住友電工情報システム)
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 1つの文書に複数のファイルを添付している場合、すべてのファイルをまとめて要約することも、特定のファイルのみを要約することも可能。追加情報や要約する文字数の指定がある場合は追加で指示できる。

 楽々Document Plusの価格(税別)は、オンプレミス版が150万円から、クラウド版が100ユーザーの最小構成で月額9万円。

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文書管理 / 住友電工情報システム / 楽々Document Plus / 生成AI

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