国内SIベンダー12社は2025年10月1日、業界団体「AI駆動開発コンソーシアム」を共同で設立したと発表した。生成AIを活用した「AI駆動開発」の事例やノウハウを蓄積・共有し、日本企業全体の競争力強化とイノベーション創出に貢献するとしている。コンソーシアムの会費は原則として無料で、企業や団体に広く参加を呼びかける。
国内SIベンダー12社(後述)は、業界団体「AI駆動開発コンソーシアム」を共同で設立した。生成AIを活用した「AI駆動開発」の事例やノウハウを蓄積・共有する。コンソーシアムの会費は原則無料で、企業や団体に広く参加を呼びかける(図1)。
図1:AI駆動開発コンソーシアムの活動内容(出典:AI駆動開発コンソーシアム)拡大画像表示
設立の背景を次のように説明している。「業務システムは機能要件が複雑で品質要件も高く、生成AIの活用にあたり技術的・運用的課題がある。契約や責任分界においても、生成AIの活用を前提とした新たな設計が必要になる。生成AIを前提としたAI駆動開発の普及に取り組む必要がある」。
実践事例やノウハウを共有、啓蒙イベントも実施
AI駆動開発コンソーシアムの主な活動の1つに、企業情報システム分野におけるAI駆動開発の実践事例やノウハウの収集・共有を挙げている。「企業間での知見交換を通じて具体的な課題や成功要因を明らかにし、実践的な手法やベストプラクティスの普及を促進する。レガシーシステムのマイグレーションに生成AIを活用する知見も共有する」(同コンソーシアム)
活動を通じて、ユーザー企業が共通して持つ課題(品質保証、セキュリティ、知財リスク、説明責任、既存システムとの整合、人材育成など)を整理する。運用方針、ルール整備、責任の所在、ナレッジ共有体制といった観点で、実践的な対処策を提言資料として取りまとめる。
企業の組織体制面では、AI駆動開発を推進するCoE組織「AIDD CoE(AI駆動開発推進センター)」の立ち上げを啓蒙する。また、CADO(Chief AI-Driven Development Officer:最高AI駆動開発責任者)に対して知見や事例を共有し、リーダーシップと組織内での推進強化を後押しするとしている。
これらのほか、ユーザー企業向けの勉強会や「AI駆動開発カンファレンス」などのイベントを実施する。事例、技術トレンド、導入プロセス、開発組織変革などの知見を共有し、企業間での学び合いの促進に努める。
同コンソーシアムの参画企業および設立発起人は以下の12社13人である。
- クリエーションライン 荒井康宏氏(座長)
- ULSコンサルティング 漆原茂氏(副座長)
- FPTジャパンホールディングス 鈴木章太郎氏(副座長)
- クラスメソッド 大橋力丈氏(副座長)
- KDDIアジャイル開発センター 岡澤克暢氏
- 日本マイクロソフト 平野和順氏
- ULSコンサルティング 桜井賢一氏
- ダイキン工業 前川博志氏
- 東京システムハウス 比毛寛之氏
- I-Tecnology 安次嶺一功氏
- メイク・ア・チェンジ 岡村匡洋氏
- オーティファイ 松浦隼人氏
- りゅう 川上司氏
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