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Winテクノロジ、日本特有の申請・承認プロセスに対応した「Smart Workflow」にSaaS版を追加

2021年1月20日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Winテクノロジは2021年1月20日、申請/承認ワークフローソフトウェア「Smart Workflow」の製品ラインアップを拡充した。新たに、Smart WorkflowをSaaS型で提供する「Smart Workflow Cloud」の提供を開始した。SaaS版の販売目標は、今後1年間で国内企業50社以上。価格(税別)は、1ユーザーあたり月額150円。別途、Microsoft 365のライセンス(利用者数分)やAzure仮想サーバー(2台分)のライセンスなどが必要。

 Smart Workflowは、申請/承認ワークフローソフトウェアである。主な特徴は、国産のワークフローソフトであり、「差し戻し」や「取り戻し」といった、日本企業に特有の申請・承認プロセスをカバーしている点である(図1)。

図1:日本企業に特有の申請・承認プロセスをカバーしている。接待費の申請ワークフローも実装できる(出典:Winテクノロジ)図1:日本企業に特有の申請・承認プロセスをカバーしている。接待費の申請ワークフローも実装できる(出典:Winテクノロジ)
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 Smart Workflow Cloudは、Smart WorkflowをSaaS型のクラウドサービスの形態で提供する製品である。Azure上で提供する。Microsoft 365のユーザーは、SSO(シングルサインオン)で利用できる。

 機能面での特徴の1つは、ワークフローの進捗状況と承認者をビジュアルで確認できること。現在や次の承認者など承認ルートを確認できるため、急ぎの申請については根回ししておくこともできる。

 業務フローを、そのまま申請フローとして定義できる。製品に付属するワークフローデザイナを使って、ドラッグ&ドロップ操作でフローを作成できる(図2)。「承認者」、「並行承認」、「分岐」、「回覧」などの部品を使って定義できる。

図2:ワークフローデザイナを使ってドラッグ&ドロップ操作でワークフローを作成できる(出典:Winテクノロジ)図2:ワークフローデザイナを使ってドラッグ&ドロップ操作でワークフローを作成できる(出典:Winテクノロジ)
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 申請書の帳票は、Microsoft Power Appsで作成できる。これにより、専門的な開発スキルが無くても申請書を作成できる。また、すぐに使えるワークフロー申請書のテンプレート集を標準で装備している。

 マルチデバイスで動作する。申請者も承認者も、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットを使って、移動時間などの空いた時間に申請・承認を行える。

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