ラックは2021年3月11日、ガイドブック「情報リテラシー啓発のための羅針盤 使い方ガイド」を公開した。情報リテラシーにおけるインシデントと情報の活用それぞれの側面を結びつけて考えながら、バランスの取れた情報リテラシー啓発活動に役立てることができるとしている。
ラックの「情報リテラシー啓発のための羅針盤 使い方ガイド」は、発生しうるトラブルなどの事象(インシデント)をまとめた「情報リテラシー啓発のための羅針盤(本編)」と、「情報リテラシー啓発のための羅針盤 参考スライド集」、ITや情報メディアの活用についてまとめた「情報リテラシー啓発のための羅針盤 情報活用編」を横断して活用するためのガイドブックである(図1)。
拡大画像表示
本編・参考スライド集・情報活用編の概要説明や、想定利用シーンにおいてどの羅針盤を選択したら良いかなどを説明している。情報リテラシーにおけるインシデントと情報の活用それぞれの側面を結びつける、使い方ガイドを参考とすることで、バランスの取れた情報リテラシー啓発活動が可能になるとしている。
使い方ガイドでは、本編・参考スライド集・情報活用編それぞれの特徴や関係について解説している。また、本編・参考スライド集に記載しているトラブルなどのインシデント(3分類37項目)、情報活用編に記載しているITや情報メディアの活用シーン(6分類25項目)についても紹介している。
本編・参考スライド集・情報活用編の利用シーンとして、「情報リテラシー啓発講座を実施する」「ネットトラブルへの具体的な対策を知る」「ITや情報メディアを正しく活用する方法を知る」の3つの実践例を基に、具体的な参照するページなどについて記載している。
ラックは同社のWebサイトで使い方ガイドの全文を公開している。羅針盤の本編を公開以降、全国各地の様々な情報リテラシー啓発活動の場での利用事例について詳しく紹介している。また、各地域や組織において羅針盤を利用するコツについても、引き続き事例を追加していく予定だという。