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文書管理「DocuWorks」とRPA「WinActor」をパッケージ化し、属性付与やフォルダ格納を自動化

2021年5月28日(金)IT Leaders編集部

富士フイルムビジネスイノベーションは2021年5月27日、帳票管理などの定型業務を効率化するソフトウェア「DocuWorks 自動化パッケージ(WinActor)」を発表した。「WinActor 実行版」「DocuWorks サブスクリプション Suite」「Working Folder 基本サービス」「富士フイルムビジネスイノベーションのコンタクトセンターによるサポート」で構成する。価格(税別)は月額6万9800円から(連携する各種システムの費用は含まない)。

 富士フイルムビジネスイノベーションの「DocuWorks 自動化パッケージ(WinActor)」は、帳票管理などの定型業務を効率化するソフトウェアパッケージである。同社が提供する文書管理ソフトウェア「DocuWorks」とクラウドストレージ「Working Folder」に、RPAソフトウェア「WinActor」(開発元:NTTアドバンステクノロジ)をパッケージ化し、月額サービスとして提供する。

 DocuWorksの操作(属性の付与や文書の編集)と、Working Folderへの文書格納を、WinActorを用いて作成したロボットによって自動化する。

 例えば、帳票を管理する業務では、帳票を複合機でDocuWorks文書に変換したスキャンデータに対し、その後の検索を容易にするための日付やファイル名などの属性をRPAで自動付与し、クラウド上の指定したフォルダ(Working Folder)に格納する。

 富士フイルムビジネスイノベーションは、RPAに適する5つの定型業務(帳票管理業務など)において、各種システムと連携できるロボットを、WinActorを使ってあらかじめ作成済みである。RPAツール導入時にロボットを作成する必要がない。ロボットの設定も、Excelで変更できる。業務プロセスが変更になった場合も、ロボットを容易に改修できるのが特徴。

 2021年5月27日時点でロボットを作成済みのアプリケーションは、スキャン業務支援ソフトウェア「業務別らくらくスキャンPro」(富士フイルムビジネスイノベーション)、クラウド型データベース「kintone」(サイボウズ)、基幹業務パッケージ「商奉行/商蔵奉行」(オービックビジネスコンサルタント)、AI-OCRサービス「DX Suite」(AI inside)である。

 製品投入の背景として同社は、RPAツールを導入する企業が増えている一方で、ロボットの作成が負担になっている状況を挙げる。「RPAツール導入後も自動化した業務プロセスに変更が生じた場合、ロボットの改修が必要になる」(同社)

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文書管理 / DocuWorks / RPA / 富士フイルムビジネスイノベーション / WinActor

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