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[調査・レポート]

AWS Lambdaの使用言語はPythonとNode.jsで9割─Datadog調査

2021年9月1日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Datadog Japanは2021年9月1日、クラウド型のシステム監視サービス「Datadog」を利用している数千社のデータから、サーバーレスコンピューティングの動向を発表した。最も使われているAWS LambdaランタイムはPython言語である。また、2019年Q1時点から2021年Q1時点でAWS Lambda関数の呼び出し回数が3.5倍に増えている。

 Datadog Japanは、クラウド型のシステム監視サービス「Datadog」を運営しているベンダーである(関連記事システム監視のDatadog、Windows/Linux混在下のネットワーク性能管理を強化)。Datadogのエージェントをインストールしたホストから、CPU使用率やアプリケーション性能など、各種の監視データを収集して監視・分析できる。

 今回、Datadog Japanは、Datadogを利用している数千社のデータを基に、サーバーレスコンピューティングのユーザー動向をまとめた。

 ハイライトの1つとして、ユーザーが最も使っているAWS Lambdaランタイムは、Python言語(58%)である(図1)。2位はサーバーサイドJavaScript実行環境のNode.jsで31%である。これら上位2つで全体の90%を占める。

図1:ユーザーが最も使っているAWS Lambdaランタイム(出典:Datadog Japan)図1:ユーザーが最も使っているAWS Lambdaランタイム(出典:Datadog Japan)
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 前年との比較でも、より人気がPython言語に集中してきている傾向がある。Python言語は前年の47%から58%へと11%増えており、Node.jsは前年の39%から31%へと8%減っている。

 AWSシステムの環境規模別では、小規模ではNode.jsがより多く使われており、大規模になるにつれてPython言語の割合が増えている(図2)。

図2:AWSシステム環境規模別で見たAWS Lambdaランタイムの使用率(出典:Datadog Japan)図2:AWSシステム環境規模別で見たAWS Lambdaランタイムの使用率(出典:Datadog Japan)
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 一方、Datadog Japanがユーザーとの会話から得た傾向としては、「企業規模で見た場合、大企業ほどJava言語をよく使う」(Datadog Japan)という。Java言語(Javaアプリケーションサーバー)は業務システムの開発・実行環境として一般的であり、すでに使っているJava言語をAWS Lambdaランタイムでも利用する傾向にある。別の観点では、マシンラーニング(機械学習)のような重めの処理ではJava言語が使われる傾向がある。

 このほかのサーバーレスコンピューティングの動向として、AWS Lambdaの呼び出し回数が増えている。2019年時点でAWS Lambdaを使っていたユーザーを四半期ごとに追跡調査したところ、2019年Q1時点と2021年Q1時点でAWS Lambdaの呼び出し回数が3.5倍に増えた。一方、AWS Lambdaの起動時間の中央値は、2019年と2020年の1年で半分に減った。より短時間で実行が終わっている。

関連キーワード

Datadog Japan / Python / Node.js / Java / Lambda

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