富士通は2021年10月11日、デザイン思考(Design Thinking)の解説書『Transformation by Design デジタルトランスフォーメーションに挑戦するデザイン戦略とサービスプランニング』(日本語版・英語版)を公開した。日本語版(PDF 134ページ)と英語版(PDF 132ページ)をダウンロードして閲覧できる。富士通が蓄積してきた知見に加えて、イタリアのミラノ工科大学デザインスクールPOLI.Designの研究成果などを紹介している。
富士通は、デザイン思考の解説書『Transformation by Design デジタルトランスフォーメーションに挑戦するデザイン戦略とサービスプランニング』を公開した。同社のWebページから日本語版(PDF 134ページ)と英語版(PDF 132ページ)をダウンロードして閲覧できる(図1)。
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富士通は、グローバルでリーダーとなれるようなデザイン思考人材をリージョンごとに育てることを目標に、人材育成プログラムの制定・実行に取り組んできた。このための教材の一環として、また実務でデザイン思考を活用するときの副読本として制作したのが、今回公開した解説書である。
解説書は、5章で構成する。
- Chapter1:今日のデザインとその役割
デザインの意味や進化、新たな役割や価値について - Chapter2:デザイン思考とその進化
デザイン思考の誕生、4つのモデル、富士通のアプローチである富士通ヒューマンセントリック・エクスペリエンスデザイン(HXD)について - Chapter 3:デザインとAI:デジタルトランスフォーメーションの時代に
今なぜデジタルフォーメーションなのか、AIの台頭、AIによるイノベーションとデザインの役割について - Chapter4:未来を描き出す:シナリオ手法
この不確実な時代に未来を描き出す「未来学」のシナリオ手法について、ステップごとに順を追って説明 - Chapter5:形のないものをデザインする:サービスデザインの方法論とツール
サービスデザインについてとそのツール(ユーザーペルソナ、ジャーニーマップ、など)を紹介
各章の終わりには、1ページでサマリーを掲載している。サマリーを読むだけでもおおよその要点をつかめる(図2)。5章では、自社でデジタル思考を実践するためのテンプレートを掲載している(図3)。
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