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アセンテック、テレワーク中にRPAを活用する仕組みを構築、業務自動化で月100時間を削減

データセンターでRPAを動作させて、テレワークPCへの負荷を回避

2021年10月21日(木)IT Leaders編集部

アセンテックが自社でRPAを導入し、業務の効率化・自動化を図った。ソフトウェアロボットを2日で作成し、これまで手作業で月に100時間をかけていた請求書作成業務(約300件/月)と帳票出力業務(約600件/月)を自動化した。また、テレワーク中にRPAを利用できるように、データセンターに設置したPCでRPAロボットを動作させる仕組みを構築した。SIベンダーのパナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)が2021年10月20日に発表した。

 アセンテックが自社でRPAを導入し、業務の効率化・自動化を図った。従来は、営業部門の請求書作成業務(約300件/月)と販売管理システムの帳票出力業務(約600件/月)に、手作業で月100時間をかけていた。これをRPAで自動化した。RPAソフトウェアには、アシリレアの「ロボオペレータ」を採用し、2日でロボットを作成したという。

 また、テレワーク中の業務を妨げることなくRPAを活用するために、アセンテックのデータセンターに設置したPCでRPAロボットを動作させる仕組みを整えた。アセンテックが提供しているリモートPC製品「リモートPCアレイ」を用いて構築した(図1)。エンドユーザーは、テレワーク中のPCからリモートデスクトップ接続でリモートPCアレイを利用。RPAロボットを稼働させながら手元のPCで別の作業を行えるようになった。

図1:RPAロボットをデータセンター上のPCで動作させることで、テレワーク環境のPCに負荷をかけずにRPAを利用できるようにした(出典:アセンテック)図1:RPAロボットをデータセンター上のPCで動作させることで、テレワーク環境のPCに負荷をかけずにRPAを利用できるようにした(出典:アセンテック)
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 アセンテックではテレワークが定着しており、出社率は15%程度にとどまる。テレワーク環境下では、社員1人にPC1台が標準で、ロボットがPCを占有するデスクトップ型RPAを導入した場合、テレワーク中にRPAを稼働させたくても、RPAを稼働させながら別の作業を行うことができないことが課題となるが、これをリモートPCアレイの利用によって解決した。

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アセンテック / ロボオペレータ / リモートPCアレイ / アシリレア / パナソニック インフォメーションシステムズ

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