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インサイトテクノロジー、DB監査ツール「PISO」でAmazon RDS for Oracleを監査可能に

2021年10月29日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インサイトテクノロジーは2021年10月29日、データベース監査ソフトウェア「PISO」の新版を提供開始した。新版では、監査対象のデータベースを拡充し、新たにAmazon RDS for Oracleを監査できるようにした。

 インサイトテクノロジーの「PISO」は、データベース監査ソフトウェアである。「いつ、誰が、どのようなデータベース操作をしたのか」といった、内部統制上必要になる情報を収集して分析できる。特徴は、監査ログの収集方法として、トランザクションログと同等の情報を、データベース管理システム(DBMS)のメモリー領域から取得する方式を採用していること。これにより、DBMSにかける負荷を低く抑えている。この上でさらに、それぞれのDBMSが備える監査機能を利用して、ログイン成功/失敗や特権ユーザーによるデータベース操作といった情報を取得する。

 PISOはこれまで、監査対象のDBMSを増やしてきた(それぞれのDBMSごとにPISOを提供している)。オンプレミスのDBMSとしては、Oracle Database、Microsoft SQL Server、Fujitsu Symfoware、FUJITSU Software Enterprise Postgres、EDB Postgres Advanced Server、PowerGres Plus、PostgreSQL、MySQLを監査できる。

 クラウドサービス型のDBMSとしては、Amazon RDS環境下のMicrosoft SQL Serverを監査できる製品と、MySQL互換のDBMSであるAmazon Aurora MySQLを監査できる製品を提供している(関連記事1DB監査ツール「PISO」の新製品、Amazon RDS環境下のSQL Serverを監査関連記事2DB監査ツール「PISO」にAmazon Aurora MySQL対応版、クラウドDBの需要を受けて提供)。

 今回、監査できるクラウドサービス型のDBMSを増やし、新たにAmazon RDS環境下のOracle Databaseを監査できるようにした(図1)。AWS Marketplaceから導入できる。

図1:オンプレミスのDBMSだけでなく、Amazon RDS環境下の3つのDBMSも監査できる(出典:インサイトテクノロジー)図1:オンプレミスのDBMSだけでなく、Amazon RDS環境下の3つのDBMSも監査できる(出典:インサイトテクノロジー)

 機能強化の背景として同社は、企業システムのクラウド移行が積極的に行われる中、DBMSにおいても運用・保守コストの削減を目的にAmazon RDSなどのマネージドサービスを選ぶユーザーが増えていることを挙げる。「2022年の改正個人情報保護法の施行により、クラウド上でも不正アクセスの検知・操作履歴などの証跡について対応を求められている」(同社)。

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