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[事例ニュース]

ISID、マイクロサービス開発基盤「M5」を構築、自社のアプリ開発やSIサービスで利用

2022年4月14日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

電通国際情報サービス(ISID)は2022年4月14日、コンテナ/マイクロサービス開発基盤「M5」の構築を完了したと発表した。同社が開発・販売するアプリケーションの開発基盤として利用するほか、ユーザー企業のシステムを構築するSIサービスに利用する。M5を使って開発した最初のアプリケーション製品として、コモディティ取引・リスク管理システム「GNX」を提供開始した。

 電通国際情報サービス(ISID)の「M5」は、ISIDが自社で利用するために開発した、コンテナ/マイクロサービス開発基盤である。オープンソース(OSS)を用いている。各種のソフトウェア開発部品(コンテナ化可能なJavaライブラリ群)、DevOps環境、IaC(Infrastructure as Code)環境などを備える(図1)。

図1:マイクロサービス開発基盤「M5」のアーキテクチャ(出典:電通国際情報サービス)図1:マイクロサービス開発基盤「M5」のアーキテクチャ(出典:電通国際情報サービス)
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 コンテナ/マイクロサービスの導入に必要な開発環境を網羅し、アーキテクチャの検討や検証にかかる時間を削減する。パブリッククラウドとオンプレミスの両環境に対応し、M5を構成するソフトウェア部品は、技術動向に合わせて継続的にアップデートするとしている。

 共通機能(ユーザー管理、権限管理、ビジネスデータ管理、ステータス管理、ワークフローなど)をAPI化して標準で備えるほか、特定の業務に特化したシステム機能も用意。現時点では、金融機関の市場系システムに向けた共通機能(マーケットレート管理、ポジション枠管理など)を備えている。

 画面を高速に表示するモダンUI/UXを容易に構築可能である。クライアント画面を1つのWebページで実現するSPA(Single Page Application)のためのJavaScriptライブラリ「React」のテンプレートを提供する。Reactテンプレートを活用することにより、画面遷移と更新の性能が向上する。Webブラウザの挙動に縛られないUI/UXを容易に実現できるとしている。

 「マイクロサービスアーキテクチャを導入する難易度が高いという課題がある。複数のサービスを連携動作させるためのAPIやOSS、コンテナなどの幅広い知識が必要で、導入の障壁となっている」(ISID)。これらの課題を解決するためにM5を開発し、今回、自社アプリケーションへの適用が完了した。

 M5で開発した最初のアプリケーション製品として、コモディティ(非鉄金属、貴金属など)取引・リスク管理システム「GNX」を2022年4月14日に提供開始した。住友商事とISIDが共同で開発し、2020年12月から住友商事で稼働しているシステムを、パッケージ製品として一般向けに提供するものである。

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ISID、マイクロサービス開発基盤「M5」を構築、自社のアプリ開発やSIサービスで利用電通国際情報サービス(ISID)は2022年4月14日、コンテナ/マイクロサービス開発基盤「M5」の構築を完了したと発表した。同社が開発・販売するアプリケーションの開発基盤として利用するほか、ユーザー企業のシステムを構築するSIサービスに利用する。M5を使って開発した最初のアプリケーション製品として、コモディティ取引・リスク管理システム「GNX」を提供開始した。

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